見出し画像

冬が来ると思い出す

冬が来ると思い出します。

スペインのご飯はほぼ全てがぬるいor冷たい


ということを。

そして、

スペイン人は総じて超猫舌 


ということを。


日本人って旬を大事にするのもありますが、季節に合わせて料理の温度も変えますよね?

夏はさっぱり冷たいそうめん、

冬はあつあつのおでん、

など。

食べ物で体温を調節しようとする。

最近寒くなってきたのでお鍋や煮炊きものが食卓に増えました。

でも、スペインにいた時はこれがあまり賛同を得られなかった。

全食常温(やや冷め気味)かつ「季節だから」的料理はあんまりない(ないことはない)

冬のテラス席で湯気の立たないスープを飲む辛さ…忘れません。

逆に私が台湾人の友人と熱々のお茶を飲んでいたら

アジア人は舌がないのか?

とか言われるし。

「失礼な!こっちは医食同源、食べ物で体を整える文化なんだよ!寒い時に寒いもん食ったら体冷えて風邪ひくだろうがっ!」

って返しましたけどね。

「風邪は寒いから引くんじゃないよ、ウイルスが体に入るから…云々。

それに、胃に熱いものを入れたら後で胃の中で冷めて余計に体が冷えるだろ?」

って言われたけどね。かなりの確率で。


前半はごもっともだけど、後半はそうか?と思うけどね。

まぁ、あまりに熱いもの、辛いものは胃に悪いけどね。

それでも、離乳食並みにぬるいものを食べ続けるってね…


向こうが

「相当熱いから気をつけてね」と言って渡してくれたホットミルク、人肌くらいの温度だったけどね。これ以上冷ましたら冷蔵庫に入ってる牛乳の温度に逆戻りですよ。1秒かからず飲めました。

でも、スペイン料理は大好きですよ。パイリアとかアヒージョとか。たまに食べたくなる。


世界の食文化は面白いです。

食べ物が辛くて最初辛かったメキシコの食文化も衝撃的でしたが、メキシコはその分「熱いものは熱いままで!」という食べ方だったので、真冬の寒空で常温スープを飲むことはなかったです。笑


そんなことを思い出しながら、あったかうどんスープを飲み干して満足な私です。


恵まれない日本語教師に愛の手を…!いただいたサポートは更なる教材研究に使わせていただきます。