美容院のなやみ。
緊急事態宣言で、家の周りを始め、百貨店などのお店が休業しています。
理美容院は休業要請の対象外らしいですが、いつも行っている美容院はスタッフの数を減らし、営業時間を短縮するそうです。
そもそも私が行っている美容院は「プライベートサロンのような空間を」と言うことで、4席しかないのに広さは十分。一般的なコンビニの1.5〜2倍くらい?ゆーったりした作り。
さらにスタッフと言っても、店長ともう一人だけ。
しかも行きはじめて6年くらいになりますが、4席全部埋まったところなんか見たことない。多くて2人。たまに3人。でもそのうちの誰かはもう会計前。土日に行ってもそのくらい。
ゆーったりしています。でも地元では人気で、ホットペッパービューティーの評価も軒並み高い。笑
以前行っていた美容院は腕は良かったのですが、2店舗目を出してから、ほとんどのスタッフがやれ縮毛矯正だ(学生の時ひどい天パだったので縮毛矯正してましたが、大人になって落ち着いたので辞めました)、やれもっといいトリートメントだと営業がキツくなりました。お金もかかるし断ったら「勿体ない!」と不機嫌になるのが嫌で、もうちょっとこじんまりしたところに変えようと思い今のところに。
今のところは店長が「可能な限りお客様のご要望に沿う。無駄なことはしない。技術があればお客様は来てくださる」主義で、初来店の時に「うちのメニューです。他にも商品がありますので、一応ご覧ください。強制は致しません。」と言われ、当時お金がなかった私は予約時のメニュー以外は断ったんですが、「そうですか。またご興味ありましたらお声がけください」とだけでその後一切の勧誘はなし。
誕生月は安くなるので、ちょっと贅沢しようと思ってヘッドスパなどをお願いしますが、そのときも「お誕生日ですもんね。」だけで、終わり。
カラーもカットも持ちが良いので気に入っています。お手入れも楽になるように仕上げてくれます。
そしてゆったりした空間がコンセプトなので、施術中に話すことはあまりありません。お客さんが話すなら話す、そんな感じ。シャンプー台への移動でさえ、椅子がクルッとまわって手で導かれるだけ。笑
私は美容師さんと話すのは嫌いじゃないですが、普段自分じゃ買わないオシャレな雑誌が見たくて黙っていることが多いです。あと、たまに寝てます。笑
が、3月の半ばごろ緊急事態宣言が出たらちょっとお店閉まるかも?と思ってお店に行きました。
入店すると店長、明らかに疲れた顔。お客は私1人。これはよくある。
私「世の中えらいことなってますねぇ。あ、マスクどうします?」
店(マスク着用)「つけたままでええんですけど、カラーがそこだけ染まらん可能性が…」
私「外します!呼吸はなるべく静かにしますわ!いるときは言うてください!」
なんて話をしてからいざ施術。会話はもともとあまりしないし、しないほうがお互いのためなのでそのまま黙々と。
で、今回も満足な仕上がりにしていただき、セット時のポイントも聞き、会計
私「大変やないですか?お店」
店「もうやってられませんわ。売り上げ一気に半分。」
私「私も仕事減りましたもん。教育業界もそうですけど、美容業界はこれから辛いですよね。」
店「テレワークなんて無理やしね…」
早よ収めないといけませんね、と言いながら帰りましたが、店長のかつてない疲れた表情は頭に残りました。
お店を残すのも大変やろなぁ、このお店無くなったら私寂しあなぁ。