叱り方って難しいですよね。
感情のままに喚き散らせばいいものでもないし、
相手になぜそれがダメなのかを理解させる叱り方って本当に難しい。
私はガツーンと大声で叱るのが苦手。
声が大きい方ではないというのもありますが、
私の大声にはハリがない(と思う)。迫力不足。
なので、どちらかと言うと情に訴えるか心理的に降参させるタイプ。笑
蛇か!
どうするのかというと、例えば
授業中、内職していたか後ろの学生と話していてこちらを聞いていなかった学生がいたとします。
そんな学生をすぐに「話聞きなさい!」などとは言いません。
しばらく放っておきます。
そして、その箇所に関する問題なりが出てきたときにわざとその学生に当てる。
その学生は私の話をはじめ、クラスメイトの話も聞いていないので、当然できない。
だから周りに聞いたり、見たりします。
もしくは考える前に「わかりません」で逃げようとする。
はい、私、スイッチオン。
逃しません。
「わからない?なにが?私は答えを聞いているだけです」
「となりのAさんや後ろのBさんはできました。同じクラスです。同じレベル。難しい質問を私はしませんよ?」
周りのAさんやBさんが助け舟を出しますが、
「AさんBさんは関係ないです。私はあなたに聞いています。」
ここから先、やることは大体2つ。
何か答えを言うまで何十分でも待つか(最高30分学生と睨み合いました)、
一度は解放して、次にもっと難しい問題を当てるか(容赦しない)。
前者は大抵、普段から目に余る行動が目立つ学生に対して痺れを切らした時、
後者はその時限りの学生によく使います。
何かしらのオチをつけた後は
「なぜ私がこんなことをしたのか」
「自分たちは何のために今ここにいるのか」
をよくよく考えさせるようにしています。
ちなみに助け舟を出そうとした人にも注意します。それは本人のためにならないから。
どっちにしろ、自分がされたらすごく嫌な手法であることには間違いない。苦笑
大抵この洗礼を受けた学生はその日一日仏頂面です。
気のせいかもしれませんが、東南アジアの学生は人前で叱られるというのをものすごく嫌います。
でも、これが私の仕事。
学生に対し日本語教育を提供し、日本語力を伸ばす。
その学生の行動が他の学生に良い影響を与えないのであれば、それはれっきとした授業妨害、容赦しません。
宿題を忘れても同じです。
「してこなかった」と言う意味の忘れたの場合、「わかってるからしてこなかったんですよね?じゃあ、この問題の答え今すぐ教えて?」です。隙を与えないとでも言いましょうか…。
素行不良、暴力行為などは1人では解決できないので担任と相談して、ひどい場合は主任、校長も登場しますが(今までそこまでのことはないです)
勉強に関することなら極力自分で解決したい。
でも、このやり方、日本の小中学校なら保護者からクレームが来そうだなといつも思います😅
そして、私のこのやり方は職員室では結構知られてきていて「晒し首吊し上げの刑」と呼ばれています。。
よく切れる刀で一刀両断する先生になりたいものだ。。
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