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いいニュースがドドドッと

卒業間際の学生たち。

勤務校の最終授業日は3月22日。

昨年に続き、本年度も卒業式は見送り。23日に教室で担任の先生から卒業証書を受け取る形になります。

殆どの学生が進路を決め、晴れやかに過ごしていますが、

まだほんのひと握りの学生が未定です。

進学に特化した学校なので9割が進学しますが、

時間がかかるのが

国公立大志望の学生。

秋頃には進路が決まる専門学校志望の学生とは下手すると半年も差が開きます。

それでも、合格をもぎ取れば晴れて大学生。しかも国立大・公立大生です✨

昨年は残念ながら国公立大進学はおらず、上の経営陣から「どうなってる!?」と言われてしまいました。

そこで

今年は「コロナ禍でも確かな学力を」ということでカリキュラムを見直し、徹底的に指導してきました。

その結果

国立大・公立大それぞれ合格者が出ました✨

また難関私学の大学、大学院も。

びっくりするのが、国立大の合格者は、何と

11月に来日してきた新入生。

国の全国模試で一位を取ったと言う才女。

来日当初からずば抜けて日本語のレベルが高く、またその他の基礎学力も申し分ありませんでした。全国一位だから当たり前か。

日本語学校へは正に大学に入るための下準備というだけ。

私も授業で会っていましたが、吸収力や集中力がケタ違い。

真に賢いってこう言うことかと、こちらも学ぶことが多かったです。

他にも大学進学のほとんどの学生を今学期授業で見ていましたが、全員本当によく頑張った!


また、担任している在校生の初級クラスで、学生の一人が

勉強への姿勢、数学のセンス、進学意欲の高さが校長の目に留まり、

来期から国公立大進学に特化したクラスに編入が決まりました。

彼女の日本語はまだN4に届くかどうかというところですが、常日頃「京都大学で勉強したい。経営学を勉強したい。EJUの勉強はどうしたらいいか」と様々な先生に質問しています。

吸収が早く、今回の期末テストはクラスで1番を取りました!と言ってもこのクラスは6人しかいないのですが😅それでも、同じレベルの別クラスと合わせても上位に食い込むはず!頑張った!

また、EJUの数学は日本語の意味がわからないだけで、辞書を引きながら解いたらそれだけで8割正解を出します。(私は1割も解けないと思う!)

この点が校長の目に止まったというわけ。


さらに今受けている一般クラスと、この特進クラスでは授業のスピード、内容が全く違うため、4月から授業についていけるよう、

校長直々のマンツーマンレッスン

が昨日から始まりました。

ええなー!

私が後ろで見学したい!

※校長は新任時代の私の指導教諭で、2、3度授業を見学させてもらいましたが、緻密に練られた構成とパフォーマンスで、普段は机に突っ伏しているような学生が顔を上げ、メモを取り出し、積極的に話し始めるほど面白い授業なのです。

この取り出しプライベート授業、見方によっては特別扱いと言われるかもしれませんが、

授業についていけない学生にもすることがあり、保護者からは好評を得ています。通常授業の後に行われるので学生本人は疲れていますが。笑


次に向けていろいろプラスに動いている学生が多くてこちらも気持ちが晴れやかになります。




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