世界の「ちゃん」
最近、話題のこの本を読んでいます。
童話の世界観を壊さずミステリーになっていて面白い!口調も軽いのでサクサク読めます。(つわりもおさまり、本が読めるようになりました!これは復活2冊目)
知りませんでしたが、これには日本昔話をモチーフにした前作もあるんですね。
順番が前後しますが、これも読んでみよう。
時を戻そう(ペコパ風)
この『赤ずきん~』の中にヘンゼルとグレーテルがでてくるのですが、ふと、
ヘンゼルやグレーテルって、あまり聞かない名前だけどどこの国の名前だ?
という疑問が湧きまして、調べてみました(私は名前を調べるのが好き)。
グリム童話なので、ドイツとかその周辺国にある名前だよな?
でも聞いたことがないな
古い名前なのか?
と思って見てみると
「ヘンゼル」(Hänsel) は男性の洗礼名ヨハネス (Johannes) の短縮形ハンス (Hans) に、「グレーテル」(Gretel) は女性の洗礼名マルガレーテ (Margarete) の短縮形グレーテ (Grete) に、それぞれ縮小辞 -el を添えて「ハンスちゃん」「グレーテちゃん」といった響きを持たせた、地方色のある子供向けの呼び名である。他の地方での子供の呼び名であるヘンスヒェン(Hänschen、唱歌「ちょうちょう」の原曲に現れる)やグレートヒェン(Gretchen、ゲーテ「ファウスト」のヒロインの名で知られる)に相当し、大人になればヒェン (-chen) が取れて単にハンス (Hans)、グレーテ (Grete) と呼ばれる。 Wikipedia より抜粋
へー!ハンス(Hans)やグレーテ(Grete)に縮小辞-elをつけたもの!
なるほど!ハンスくん、グレーテちゃんって感じか!
知らなかった!
日本の「くん」や「ちゃん」もそうですが、小さな子を呼ぶときに名前の後ろにつける言葉って結構世界中にありますよね。
スペイン語だと-ito / -ita, -illo/ -illa, -cillo, -cillaなどはよく聞きますし、メキシコ人はこれを多用するので有名です。
中国語の小〜も聞いたことがあります。
フランス語の-etteもそうだそうです(Maisonメゾン→Maisonetteメゾネット)。
調べてみると面白いかもしれません。
余談①
読書復活1冊目はこれを読みました。
『スープ屋しずくの謎解き朝ごはん 心をつなぐスープカレー』
すっごく好きなシリーズ。絶品スープ屋さんとそこを訪れるお客さんのちょっとした日常の謎をめぐる話。あまりにもおいしそうなスープたちに毎回よだれを垂らしながら読んでいます(汚)店長でシェフの鋭い観察眼が毎回事件を解決に導くのですが、それがまぁお見事。料理に関するうんちくも面白く、あっという間に読めてしまう。
余談②
今回の『赤ずきん~』を読みながら思い出した、中学生の時にすごくハマったシリーズ。
『本当は恐ろしいグリム童話』
今まで信じていた物語が全部裏切られたような驚きと面白さ。
恐ろしくもあり、現実的でもあり。
私が中学の頃はハリーポッターに始まりファンタジー映画が全盛(?)で、ちょうど魔法やなんやかんやをよく見ていたので尚更面白かったです。