日日是旅路

おでかけの記録。よく船に乗ります。

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鉱石の道を辿って (1)

姫路から播但地域を北上し、生野までの「銀の馬車道」、さらに内陸へと続く「鉱石の道」を辿った旅の記録。 朝の姫路駅からスタート。 姫路城と反対側の駅舎は初めて見た。 播但連絡道をひた走り、市川町の市川SAで休憩。 高速道路はやや高い位置を通っており、古の道が走っていたであろう田園風景が眼下に広がる。 銀の馬車道はこのあたりで既に中盤に差しかかっている。途中にあるいくつかの町はスルーしたが、古い町並みも所々に残っているらしい。 少し進んで神河町に入り、道の駅へ。 その名

    • 新日本海フェリー 「ゆうかり」 乗船記

      6月末から7月頭にかけて渡道する予定が生えた。 6月末まで新日本海フェリーはA期間。となれば貸切料金不要の個室でゆったり北の大地まで移動する選択肢が浮上する。 関東から利用しやすい新日本海フェリーの航路は新潟〜小樽の直行便と新潟〜秋田〜苫小牧東の寄港便があるが、直行便は以前に乗ったことがあるのと、やはり少しでも長く乗っていたいので今回は寄港便を選択。 と、いうことで平日の夕方、帰宅ラッシュが始まった東京の街を新幹線で抜け出して新潟へ。 車販がまわってきたので、定番のコー

      • 2023/03 奈留島

        久賀島の続き。 12:50に福江港に到着、レンタサイクルの返却と乗船券の購入を済ませて福江港13:00発の船に乗るという際どい乗り継ぎを決行。 この日2番目の目的地・奈留島へ向かう。 乗るのは五島旅客船のカーフェリー「OCEAN」。 この日の朝に「太古」と反航した船であり、会うのは2回目。 出港準備が始まって外されかけていたギャングウェイをかけ直してもらい、慌ただしく乗船。 出港。 すっかり穏やかになった五島灘を進む。 2021年竣工の新しい船であり、船内はまだピカ

        • 2023/03 久賀島

          博多港から「太古」で福江港に到着。(「太古」の乗船記はこちらから) 五島が生んだアイドル、長濱ねるに出迎えられる。 訪問時は、五島が舞台の一つとなる朝ドラが放送中だった。 まずはターミナル内にある観光案内所で自転車を借りる。 このレンタサイクルは台数があまり多くないようで、この日は平日にもかかわらず、自分たちが借りた分でちょうど全ての自転車が出払うことになった。 「太古」で福江に到着後、ターミナルからレンタサイクルを利用する場合は争奪戦を覚悟する必要があるのかもしれない

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        • 乗船記
          5本

        記事

          野母商船 「太古」 乗船記

          2023年3月某日、やってきたのは福岡の海の玄関口、博多港。 賑々しい博多の夜だが、ここまで来るとその喧騒はほとんど感じられない。 これから「時のゆりかご」に揺られて初めての五島列島へ向かう。 乗船手続きを済ませ、ボーディングブリッジを渡って船内へ。 エントランスのプロムナード。 飾らないシンプルな色使いで纏められている。 1階と2階を結ぶメインの階段部分。一応吹き抜けになっている。 ここに限らず船内は全体的にモダンで洗練されたデザインであり、良い意味で離島航路の船らし

          野母商船 「太古」 乗船記

          「パンスタードリーム」乗船記 (3)

          (2)の続き。 1.関門海峡 時刻は21時少し前、ショーの熱気が冷めやらぬ船内を後にしてデッキで海風を浴びる。3月も下旬にさしかかる頃だったが風は少し冷たく、時折身体が持っていかれそうなほど強く吹いていた。 前方には既に北九州の工場群の光が。 波音しか聞こえない漆黒の闇の中を進んでいると少しづつ祖国の街の明かりが近づいてくる、海外旅行のフィナーレを飾る演出としてこれ以上のものがあるだろうか。 韓国人の乗船客にとってはこれがこの旅で初めて目にする日本の街明かりというこ

          「パンスタードリーム」乗船記 (3)

          「パンスタードリーム」乗船記 (2)

          (1)の続き。 1.船内 まずはラウンジ「The PARADISE」へ。 クルーズゾーンの旅客は部屋の鍵と一緒にこのラウンジの入室カードを受け取る。 木の温もりを感じる落ち着いた空間。 パラダイスラウンジ最大の魅力がこの景色。 この船で旅客が前方を眺められるのはここだけ。 両舷のランプウェイの主張がやや強めだが。 フリードリンクがあると聞いていたので、どんなラインナップかと思い冷蔵庫を開ける。 ………? ふと足元を見ると大量のジュースの空き瓶が。 ……………

          「パンスタードリーム」乗船記 (2)

          「パンスタードリーム」乗船記 (1)

          航路があるなら船に乗る。 2023年3月、初めての韓国訪問は往復とも船で。 帰路に選んだのは週3往復運航の「パンスタードリーム」。往路は「クイーンビートル」を利用したため、国際航路でフェリーに乗るのはこれが初めて。 1.出国釜山港国際旅客ターミナルにやってきた。 実際にはこの日まで数日間韓国を旅行していたのだが、その話はまたどこかで。 食事込みの運賃は事前に支払いを済ませていたので、窓口で燃油サーチャージと港湾施設使用料(ポートチャージ)のみ支払って発券してもらう。

          「パンスタードリーム」乗船記 (1)