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誰でもローマ字が読めると思うなよ

来日3年目でやっと日本語の読み書きを勉強し始めた勉強嫌いの夫。
まずはひらがなの50音から、とひらがなとその読み方をローマ字で書いた表を作り学習開始。

ローマ字を読めばいいだけだから、そんなに難はないだろうと思って始めたひらがなの発音。
ところが「あ」「い」まできてさっそく躓いた。
「う」が言えない。
そして気づいた。
彼はローマ字は読めない。
彼が読めないのか、もしくは彼にの国にローマ字がないのか?

そうか、ローマ字は世界共通ではいのか、というところを落としどころに学習方法を改良。
ここで浮かんだ疑問は「なぜパスポートの名前がローマ字なんだ?」。

謎は謎のまま未知の現実として受け取り、そこからはテニスの素振りのように、サッカーのリフティングのように、口のみならず首から上全体のフィジカルトレーニング的な要素も取り入れた学習方法に切り替えた。

ある時、Google翻訳で夫の母国語のベンガル語を調べていて気づいた。
日本語をベンガル語に翻訳すると、ベンガル語の文字の下にアルファベットが書かれているのだが、Google翻訳が発音するものと比べると一致しない。全然一致しない。

例えば、
昨日は「গতকাল」と書き、発音は「Gatakāla」。
これをローマ字的に読むと「ガタカーラ」
でも、聞こえるのは「ゴトカール」

なるほど、この発音記号らしき表記はローマ字読みじゃないのかもしれない。

こりゃ難儀だわ。
でもGoogle翻訳は便利。ありがたい。


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