人生の終着駅をよく知る
死生学という学問があります。
サナトロジーともいわれます。
日本だと京都大学で教鞭をとっておられたカール・ベッカー先生が1回しかない生、本当に後悔ないようにするには、終着点である死をよく学ばねばならないと教えています。
西洋では昔からメメント・モリと格言がある。
これは、メメントは、英語でいうメモリー。
モリとは、死ということ。
人間とは、死にゆく存在なんですよ、忘れてはなりませんよと。
アップルのスティーブ・ジョブズは、スタンフォード大学の卒業式でスピーチをしたとき3つの話をした。
そのときの1つで、死のことを話をした。
最近では教科書に載っている。
自分は毎日、今日が人生最後の日だったら、今日やろうとすることをやるだろうかと自問自答している。
このようにいろいろな人が、人生の最後、死についてよく知るのが大事だと言っている。
全体を通して、私たちはついつい目の前の大学受験をどうするかしか考えられないが、終着点である死を見つめるのが大事なのである。