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私と彼のこと

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私(じいじ)と彼(孫のNくん)の成長記録。
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#発達

私と彼のこと(337)-狙って入れる-

私たちが何気なく行っている、生活上の動作・行為も、彼の視点からは興味深い遊びなのかもしれない。
故に模倣は、それ自体が遊びであり、探索活動でもあり得るのだろう。

…と、彼が妻(彼の祖母)が大切にしている書籍を片っ端からゴミ箱に投げ込むのを笑って見ていたら怒られた。
もちろん、私が妻に怒られたのである。

私と彼のこと(336)-まてまてー-

このところ、彼と妻(彼の祖母)の間で定番となっている遊びが追いかけっこ。
妻の顔を見上げ、ニッコリしてからクルリと踵を返して(実際はお腹で回転して)逃げる。
妻が「まてまてー」と追いかけると、キャッキャと笑って喜ぶ。

そして、1メートルほど進むと振り返って、再び妻を見上げる。
ばあばの「まてまてー」を誘う働きかけを、意図的に行えるようになった。
自分の行動が、他者のどんな行動を惹き起こすのかを判

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私と彼のこと(295)-また一歩野望に近づいた-

半月ほど前から指差しが見られるようになった。
また、座っている大人にしがみつきながら、つかまり立ちに近い姿勢を保てるようになってきた。
「おぉぉぉうぅぅ」「あーひゃーあーあ」などと大きく長く雄たけびを上げることもできる。
リズムよくテーブルを叩いたり、両手に持った玩具を打ち合わせることもできるようになった。

そして、ついに昨晩、高這いで進み始めた。
彼はまた一歩、野望に近づいたと言っていいだろう

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私と彼のこと(290)-顔だけじゃない②-

私と彼のこと(257)-顔だけじゃない-

以前書いたのだが、自宅ではマスクをしていても私のことを「あ、じいじだ」と、彼は認識できている。
しかし、道端で会ったときなどは、マスクをズラして見せてもキョトンとしている。
根拠はないのだが、長男AとRさん(彼の両親)以外は、場所などの周辺情報も含めてでないと、個別に認識できていないように思っていた。

今日、ベビーカーで帰宅する途中の彼とRさんに、自動

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私と彼のこと(280)-持ち替える-

私と彼のこと(280)-持ち替える-

2ヶ月程前から、彼は片方の手に持ったものを、もう片方の手に持ち替えることができる。
最近はそれもスムーズになってきた。
おそらく、手のひら全体で掴むでではなく、指先でものをつまむことができるようになったからなのだろう。

乳酸飲料の空き容器で作った玩具も、胴体ではなくキャップを持って取り廻すことができる。
手首を捻って、角度を変えたりひっくり返したり、高く掲げて灯りに透かしたり。

しかし、写真の

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私と彼のこと(262)-投げる-

私と彼のこと(262)-投げる-

ほんのちょっと前までは、物を持った手を振り回しているうちに、偶然離れて飛んでいく、という感じだった。
背後に飛んで行ってしまったり、ときには自分の顔にぶつけてしまうこともあった。
でも、ここ数日は、意図的にタイミングを合わせて手を放しているように見える。
つまり、掴んだものを投げているように。

写真はエデュコチェーンを投げたところ。
ブレてしまって判り難いけど。

投げている、という私の見立てが

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私と彼のこと(261)-ウンチ③-

今日は彼の両親(長男AとRさん)が忙しかったので、妻と二人で彼のお世話をして過ごした。
その間2回、彼のウンチの始末をした。

彼はあまり便通が良くなくて、一日か二日に一回の排便ペースが続いていたのだけど、このところとても調子が良い。
ズリバイが盛んになって運動量が増えたせいだろうか。
それとも離乳食が進んできたせいだろうか。
どちらにしても、まずは一安心。

反対に怪我の心配は増えた。
また、家

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私と彼のこと(259)-反り返る-

私と彼のこと(259)-反り返る-

赤ちゃんの背骨ってどこまで柔らかいんだろうか。
彼はしばしば心配になるくらいの角度で反り返るのだが、あれってどういう仕組みなんだろう。
腰痛持ちの私からは、怖くて仕方がない。

オムツを替えているときも、水泳選手が背泳でターンするときのように、グイングルリスパリと逃げ出していく。
二軸か三軸で回転しているようなのだが、目を回すようなこともない。
とても不思議だ。

私と彼のこと(257)-顔だけじゃない-

自宅では目が合うたびに微笑んでくれる彼だが、他の場所では無表情なことが多い。
Rさん(彼の母親)に連れられて、子育て支援センターを利用した行き帰りなどにすれ違うことも多いのだが、じっと凝視されることはあっても、笑顔は見せてくれない。
道端ですれ違ったときなども同様。

違う場所で会うと印象が異なるのか。
それとも、自宅という場所とセットでじいじ(私)を認識しているので、他の場所で会うはずがないと刷

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私と彼のこと(250)-歯磨き-

下の前歯は数mmの長さになった。
上の歯もうっすらと白く見えてきた。
しかし、彼は歯磨きに断固抵抗する。
彼の両親(長男AとRさん)もとても苦労しているが、私も悪戦苦闘している。

お風呂に一緒に入った際に、ガーゼを口に近づけると、固く引き結んで絶対に開けてくれない。
色々駆け引きをして、口に入れることに成功しても、舌で押し出されてしまう。
何かいい方法はないものか。

私と彼のこと(248)-興味を持つ・探求する-

私と彼のこと(248)-興味を持つ・探求する-

エデュコチェーンを見た彼は、引き寄せ、掴み、子細に観察した後に、口に入れて感触を楽しむ。
まだ操作らしい操作はできないが、カチャカチャと音を立てることには気づいている様子もある。
目で見て、耳で聴いて、指先や舌、唇で感触を味わい、新しい玩具の性質を把握しているように思える。

既に慣れ親しんでいる、はらぺこあおむしのティーザー付ラトルや、ネフ社のベビーボールなどは、一番噛み応えのよい部分を熟知して

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私と彼のこと(243)-前進-

寝返りは自由自在になった彼だが、いまだにズリバイは上達しない。
お腹を中心にその場で回ってしまったり、腕に力を入れるたびに後ろに下がってしまう。
足で床を蹴って前進する感覚がつかめていないらしい。

調べてみると、それほど珍しいことではないらしい。
彼の前方に好きな玩具を置いてみたり、足の裏に手を当てがってやり足で蹴る感覚を覚えさせると良いとのこと。
また、同年代の子どもが集まる場所に出向いて、他

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私と彼のこと(240)-キック③-

彼のキック力が非常に強くなってきている。
お座りが完全に安定しているわけではないので、大人が脇に手を入れて支えることが多いのだが、それに体重を預けるようにしてピョンピョンと跳ねたり、すっくと立って辺りを睥睨したりする。
お風呂でも同様なので、ちょっと危ない。

調べてみると、歩き始めるまでには、次の条件が整う必要があるらしい。

a.足腰・体幹の筋力が整い、自分の体を支えられる
b.小脳などが司る

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私と彼のこと(237)-人見知り③-

先週あたりから、Rさん(彼の母親)は彼を連れて、私たちが勤務する園の子育て支援センターに通い始めた。
その帰りに事務所に挨拶に立ち寄ってくれる。
気付いた職員がニコニコと声をかけてくれるのだが、彼は硬い表情でじっと見つめ返すか、プイッと横を向いてしまう。
これも、人見知りのあらわれなのか?

家庭では、彼は本当に良く笑うようになってきた。
私も、彼の笑いのツボを徐々につかんできたと実感している。