【第1回】 今日1曲だけ聴いてくれ!
どうも、カサゴです。
先方さんのゴタゴタもあり、ここ最近はずいぶんと仕事が手薄でして、閑散期と繁忙期の落差が凄くて参ってます。
空いた時間で色々と手を出しているんですが、積んでいた漫画を消化したり、曲を聴き漁ってみたり、昔狂ったように聴いていた曲を聴いたり。
羽を伸ばすっていうのは、こういう事なのかもなぁ。
ちなみに、ここ近年の自分の曲を聴く方法ってもっぱらサブスクサービスになっています。
多く曲を聴いていると、自分の好みやその時の気分に応じてプレイリストを組みがちで、振り返ると膨大な量のプレイリストがスマホの中に出来上がっていました。
膨大な量の曲を小分けにしていたので、時間を取って整理する片手間、記事という形で皆に紹介したいと思い、文字に起こしました。
自分の琴線に刺さった曲の中から、メジャーマイナー含め紹介して行こうと思ってます。誰かに刺されば嬉しいです
紹介の前に一言。聴く曲って、その人毎に好んで聴くジャンルが有ると思います。昔の自分であれば、ロックバンド。中でもロキノン系をさんざ聴き漁ってました。
ですが、最近は特に拘りなく聴いています。ロック、J-POP、ラップ、R&B、ネットミュージック、作品伴奏など分野問わずに聴いてますね。
ですので、ロックしか、ラップしか紹介しないとかはしない方向で進めていく予定です。普段聴かれることの無いジャンルへと、皆さんの間口を広げる一端となれば幸いです。よろしくお願いします。
ではでは、曲紹介へと移りましょう。
今回は企画の第一回目という事もあり、高校生の時のカサゴが、バンドにハマる切っ掛けになった曲を紹介させて頂きます。
◾️Funny Bunny / ELLE GARDEN( ※1)
ご存知ですか、皆さん、FUNNY BUNNYを。そうですか、ご存知じゃない。じゃあELLE GARDENは……。えっ、ELLEも知らない?
だって、ELLE GARDENが活動休止したのは2008年で、えぇ〜?!もう16年前なんだ!
まずは曲の紹介から。
この曲、”FUNNY BUNNY”は、元々別のバンドが作った曲で、バンド名はthe pillows。自分は、the pillowsに一時期どっぷりとハマっていたから、好きな曲を紹介していく予定の今企画では他のタイミングで紹介する事になると思う。なので、今回は説明は割愛させてもらいますね。
まずは曲の紹介から。
この曲、”FUNNY BUNNY”は、元々別のバンドが作った曲で、バンド名はthe pillows。自分は、the pillowsに一時期どっぷりとハマっていたから、好きな曲を紹介していく予定の今企画では他のタイミングで紹介する事になると思う。なので、今回は説明は割愛させてもらいますね。
この”FUNNY BUNNY”という曲は、数多くのバンドマンがcover曲を出していて、数多くのギター少年がコピーして来た曲だと思う。
数年前には、uru.がcoverした曲が、清涼飲料水のCMで流れてたかな。
coverしたアーティスト達を何名か挙げると、
・Base Ball Bear
・The Sketchbook
・アイドルネッサンス
この辺りが特に有名どころになるかなと思う。
本当は原曲版を紹介するべきなのかもしれないけれど、今の自分が有るのはこのELLE版を聴いたからだと思っている。
だから、今回はこのCOVER版を紹介させて貰うね。
■曲説明
まず、曲の構成から。
元曲はオルタナティブ寄りの、インディーロックを基調としたナチュラルな音とUKロックをベースとした様な曲調なんです。
全体の構成としては、
Aメロ→Bメロ→Aメロ→Bメロ→サビ→
Cメロ→サビ*2回と、曲全体の盛り上げ所を二回に留めている今曲。
ところが、このcover版は違う。
Aメロ→Bメロ→サビ→
Aメロ→Bメロ→サビ→
Cメロ→サビ*2回、と盛り上がりを3点用意している。
1回目のAメロはコード、2回目のAメロは単音演奏とする事で、メロディーラインを意識させながら大サビに持って行くぞ、という思いを感じる。
また、原曲よりも拍を速める事で、サビの1フレーズ分、曲が長くなっているのに関わらず、曲の長さは原曲よりも短く、疾走感を感じさせる曲の仕上がりとなっている。
次に、このcover。本家と違って全体的に音が重い。
ELEE GARDENが、自分たちの作った音で演奏(※2)しているんだから、そうなるだろうと言われてしまうと、ぐうの音は出ないんだけども。
Aメロのパワーコードでの演奏や、Bメロの時バスドラムが8分で叩いたり、スネアをバスドラムで代替したりと、より重低音の効いたメリハリの効いた仕上がりになっていると思う。
■カサゴの小噺
でも、今の子達が聴くとどうなんだろう。街頭で流れる曲も多様化しているし、案外ありきたりで刺さらなかったり、古臭く感じちゃうのかな。
これは自分の思い出話になるんだけれど、この曲に触れたのは、当時中学3年生だった頃。たしか、00年の中頃くらいだったかな。
今までテレビで流れる曲しか聴いてこなかった、カサゴ少年。
当時、音楽にさして興味のない人間にとって耳に入る曲なんて、J-POPやバラードばかりだったんですよ。少し興味を持って踏み込むと、多様性のある時代だったんだけど、この頃の自分は、全然知らなかったって話。
そんなカサゴ少年も、地元の夏祭りに来ていたバンドの生演奏を観て、初めてロックバンドとの邂逅を果たしたんだよね。
初めて生で観た、バンドの生演奏の勢い、熱量、人が持つ楽器から鳴り響く爆音。
特に、ギターの音に面食らったんだよね。その時は、学校の音楽室に置いてあったアコースティックギターが出す音しか知らなくて。
こんな凄い、格好いい音楽が有るんだって、驚天したのを思い出します。
中学生だったカサゴは、急ぎ足で家に帰ると、PC前に陣取ってロックバンドについて調べたんだ。その時、偶然見つけた動画が、このELLE GARDENの FUNNY BUNNYだ。
当然、そんなアーティストなんて知らないし、学校の友人達からだって聞いた事もない。なんで誰もこの人たち知らないの~??って困惑したなあ。
初めてイヤホンから流れてきた衝撃は、今でも聞くたびに思い出すし、歌い出しのフレーズを聞くと当時の感情が押し寄せて来る。
思い出の曲って、聴くと当時の色々がフラッシュバックして郷愁を感じるというか、なんというか……。
今回は、そんな原点の一曲を紹介しました。
この曲を知らない人の耳へと届く切っ掛けになったのなら、とても嬉しく思います。
最後に、原曲の the pillows版のURLも貼っておくね。
聴き比べて、それぞれの音の違いを感じてもらえると嬉しい。同じフレーズなのに違う音が味わえるのは、バンドcoverの醍醐味かもしれないなあ。
では、また。