関わって分かった「BridgeKumamoto」のバランス感と3種の存在。
遠目から見てて思った、実際に関わって感じた、BridgeKumamotoの面白さや可能性を書いておきたいと思います。
◼︎"Bridge Kumamoto"とは?
「熊本の創造的な復興の架け橋となること」を目標とした、熊本県内外のクリエイターおよび支援者のグループ。 クリエイティブ制作、イベント企画、商品開発など、クリエイターや企業の様々な共創を生むことで、外部の支援だけに頼らない自立した復興プラン作りを行っている。
※Official Web http://bridgekumamoto.com/
◼︎見てて思った、思想と事業のバランス感
昨年4月、熊本地震が起こりました。
その後、様々な形の震災復興の動きが生まれていく中、BridgeKumamotoという団体?が発足するという投稿をSNSで見かけます。
投稿をシェアしている人達からして、複数の知り合いが関わっていることはわかったのですが、投稿に添えられているグラフィックのデザインも、コンセプトの作り込みも明らかにプロの仕事。これまで熊本で見てきた同種の活動とは違い、プロのクリエイターがかなり力を入れて参加してると思いました。
少し気になりつつ、実働がイベント以外見えてなかったので遠目で見てました。それで「この団体、やばぇな」と思ったのは、去年の夏頃にBridgeKumamotoが熊本城で開催した無料の野外ライブ"アカリトライブ"を開催したとき。
出演者には著名なアーティストの名前が並び、航空会社をはじめとする大手企業がスポンサーについています。イベントの作り込み方的に、興行的なイベントを本職でやってきたプロデューサーがBridgeKumamotoに参加していることがわかりました。
震災復興などに関する活動の場合、強い思想だけをエネルギーにボランティアやプロボノで走り抜けようとすると、いづれジリ貧になる可能性が高いです。
しかし、BridgeKumamotoは、震災復興への強い思想があるのを前提として、それはコンセプチュアルな企画を事業として作り込める力があるわけで、これは本当に持続可能な取組みだなと、熊本の未来のために必要なものだなと思いました。
◼︎関わって分かった、3種類の人の存在
その後、紆余曲折ありまして、
・キングコング西野さんのトークライブ
・「えんとつ町のプペル」光る絵本展
・ロンブー淳さん×熊本市長×CAMPFIRE家入さんの対談イベント
で、BridgeKumamotoさんと企画運営をご一緒させていただきました。
実際に一緒に動いてみて、BridgeKumamotoには3種類の人がいると思いました。それは「作れる人・広めれる人・売れる人」です。
《作れる人》
BridgeKumamotoは少数精鋭のクリエイティブチームのようであり、クリエイターと支援者のコミュニティーのようでもあるので、グラフィックや映像、空間演出、なんなら大規模なイベントだって作れる人が揃っています。
《広める人》
PRや広告制作が本業の方もいますし、東京のインフルエンサー的な方もいました。
PR側の話だと所謂メディアや広告を使った広め方、バズなどを意識した広め方、それぞれ得意な人が。インフルエンサーの話だと、これは地方だー!なんて話もありますが、実際問題まだまだ東京にヒトコトモノは集まっていますので、地方からの情報も東京を介して全国に飛ばせるってのは強みだと思います。
《売れる人》
今回は、純粋に営業という意味ではなく、スポンサー等に価値を伝えて資金を持ってこれる人という意味で使っていますが、純粋に何かを作ったり売ったりするだけじゃなく、これから作るものに対してスポンサーを集めてこれる人は、個人的に本当に尊敬します。
この3種類のプロ達がいて、誰かがやりたい!と言い出した企画にふらっと参加したり、コアになる人達のまわりで動いたりするからこそ、企画が濃いものになったり拡張させたりするんだろうと思いました。
◼︎最後に
震災復興などの話になると、お金の話をするのは、ビジネスを生むのはいけないような空気があります。
でも、お金を生むことは悪じゃない。
良いものと創って価値を提供し、ちゃんとお金を生む。
大事なのは、その後、それで生んだお金をどう使うか?ですね。
ちなみに...、去年私が「この団体、やばぇな」と思ったアカリトライブは、今年も開催されます。今年の出演アーティストも豪華なので、詳細はコチラをチェックくださいませーー!!
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