見出し画像

いいね#3 佐藤純一審判員の最後の雄姿

他の記事について書くつもりでしたが、Twitterに流れてきた記事が気に入ったのでこちらの話題を。ヘッダーはnoriaki_wadaさんからお借りしています。ちょうど欲しかった京セラドームの画像ありがとうございます。

さて記事はこちら。

かつて人気を博した日本のプロ野球チーム「大阪近鉄バファローズ」。そのチームに属していた元選手そして引退後、審判をされていた佐藤純一さんが最後の公式戦に一塁塁審として出場されました。本当にお疲れ様でした。

近鉄と言えば2001年の「いてまえ打線」がまだ記憶に新しいですが(私がスワローズファンなので特に…)そのさらに20年前にプロ野球選手としてプレイされていたそうです。そして引退後のいわゆるセカンドキャリアは審判員としての人生。

プロ野球ファンならお分かりいただけると思いますが、審判の仕事はなかなかに大変なものです。人でありながら完ぺきを求められますし、ミスジャッジをしようものならバッシングの嵐です。もちろん仕事に誇りと自信を持っておられると思いますが、華やかな選手と比べると注目度は低い職業です。

そんな中においても31年間グラウンドでジャッジし続けた佐藤さん。苦い思い出や辛い出来事を経験しても仕事を続けてこられたのは「この年までできたのは仲間や家族の支えがあったから」だそうです。

プロ野球選手になれたとしても、成功し最後まで全うできる人はほんの一握りです。しかしたとえ挫折し失敗したとしてもそこから再び頑張り最後まで走り続けることは可能だと佐藤さんは私たちに教えてくださっているかのようです。

実際、私たちは他の誰かに特別に注目をされるわけではありませんし、失敗もそれなりにします。凹むことだってよくありますよね。でも最後まで走り続ける努力は称賛に値しますし、称賛されるべきものだと思います。

高齢化社会が叫ばれる世の中、毎年のように定年退職する方々がおられます。芸能人やスポーツ選手なんかに比べれば地味で、特別な取り柄などないのかもしれません。でも何十年にも渡って、苦労をしのび失敗を乗り越えて働き続けてこられたわけです。冴えないただのお父さんも称賛に値する立派な先輩なんだと改めて思わされます。

そんな人たちに感謝しつつ、審判の誤審には文句を言いますが、その人自身にきつく当たらないようにもしたいと反省します。何かを続けるってすごいことなんですから。

※動画があったので追記で貼り付けました。感動しますね。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?