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グラナダ②~圧巻のアルハンブラ【セルビア在住スペイン旅行】
この旅の1番の目的と言って良いアルハンブラ宮殿に行ってきた。いや~ずっと来たかったんだよね、アルハンブラ。
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アルハンブラ宮殿(la Alhambra)はwebでの事前予約制。実際どれくらい混むのか見当もつかなかったけど、超有名観光地だし、日程的に土曜日に当たってしまったので、とりあえずこの旅行が決まったらすぐにチケットは買っといた。
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チケットの買い方とか、アクセスとか、アルハンブラ宮殿がいかに素晴らしいかはもう沢山のブログで語りつくされてるのでここでは語りませんが、それにしても圧巻。すごい、意外の感想が出てこなくて、私ってこんな語彙に乏しかったっけ?と不安になるくらい。
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ちゃんと補修されてるから建物自体は綺麗に保たれてるんだけど、本当に16世紀の建物なんか?と信じられないほどの芸術性の高さと規模感。
宮殿内部には、アルカサバ(Alcazaba)と呼ばれる城?要塞?もあって規模がデカすぎてもうついてけない。
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この途方もない規模の大宮殿は、ナスル朝(La dinastía Nazarí)という、スペイン南部に存在したイスラム王朝時代に建てられたもので、その為宮殿内部にはアラビア文字の芸術的なカリグラフィーが至る所に。
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イスラム教のモスクによくみられるこの凹凸。ここまで沢山あると蜂の巣みたい。集合恐怖症の人はきつかったりするのかな。これは確かイスラム教のお祈りの際に、その声が良く反響するように、とかだったような気がする。
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宮殿近くの地区アルバイシン(Albaicín)も世界遺産登録がされてるらしい。世界遺産まつりだな。
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遠くに見えるアレはシエラネヴァダ山脈(Sierra Nevada)だろうか…
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シエラネヴァダって言うとアメリカのクラフトビールが真っ先に浮かんでしまうんだけど、あちらはきっと「アメリカ合衆国にある」シエラネヴァダ山脈にちなんでるんだろうなぁ。。。なんて思いを馳せながら。(アメリカにもスペインにも全く同じ名前の山脈あるの紛らわしいね)
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いや~良いもの見せてもらいました!!!
今日のセルビア語:
ナスル朝のことをスペイン語でディナスティア・ナザリ(La dinastía Nazarí)と言いますが、セルビア語でも似たような感じでディナスティヤ・ナスリダ(Династија Насрида / Dinastija Nasrida)というみたいです。
で、これはあくまでも正式名称で、スペイン語での通称はシンプルにナザリ(Nazarí)。セルビア語も同じわけですが、ナスリダとならずにナスリディ(Насриди / Nasridi)となるわけです。
なぜ語尾が変わる?って感じだけど、なんかこれもいつか話したセルビア語の格変化のマジックっぽい。
この場合の基本形はナスリディНасридиで、「与格」の時にナスリダНасридаになるんだと。個人的な解釈だと「与格」って、「〇〇へ行く」とか、「〇〇に物をあげる」とかの場合の"○○"にあたる目的語だと思ってたんだけど、「ナスル朝」における"ナスル"も与格にあたるのかな…それとも別な要因かな…とにかくセルビア語の道は険しい…