
コルドバ②~メスキータ最強説【セルビア在住スペイン旅行】
コルドバと言えばメスキータ!ということで行ってきました。アルハンブラ宮殿と共にこの旅のハイライトです。

アルハンブラ宮殿の時も思ったけど、とにかくデカくて壮大でかっこよくて美しくて、「凄い」と「ヤバい」以外の語彙が無くなってしまった。(最初から語彙が無かっただけかもしれないが)

メスキータ(Mezquita)とはスペイン語でずばりモスクのことで、まさにナスル朝時代のイスラム総本山!って感じがしますね。
作られた時期はアルハンブラ宮殿よりも更に古く、8世紀くらいに作られた大モスクがもとになってるらしい。後の時代になって増設されたとはいえ、この時代にこんな芸術的なものがこの世に存在したのか・・・・・

後のキリスト教時代の改築等によりカトリック教会に転用されたことで、イスラムとキリストが同居する不思議な建造物になったらしい。
今現在がキリスト教ということで、内観は完全にキリスト教世界100%って感じ。

それでも時折顔を出すアラビア文字がイスラム在りし日の記憶を呼び覚ましてくれます。

キリスト教様式とイスラム教様式が融合しているという意味では、トルコのイスタンブールにあるアヤソフィアなんかはそれに近いのかな。
あちらは現在モスクということになっているけど、コルドバのメスキータは逆にキリスト教会という意味で、トルコのアヤソフィアとは逆の形だなあなんて思ったり。

それにしても…これはまさかミフラーブ(イスラム教の聖地メッカの方角を指す窪み)の跡・・・?

こっこれはまさかミナレット(モスクの隣にある、祈りの時間を知らせる尖塔)の跡・・・?

建物の構造とか細かい歴史をそこまで調べていないかつ、スペイン語解説文がよく分からなかったので正確なところは理解していないんですが…それだけに妄想が捗ります。

生きててよかったと思えた瞬間でした。

今日のセルビア語:
イスラム教の礼拝堂、モスク(mosque)について、スペイン語だとメスキータ(Mezquita)なのは上で書いたとおりだけど、セルビア語だとジャーミヤ(Џамија / Džamija)。全然違くない?と思えるけど、これはトルコ語でモスクを表すジャーミー(Cami)、さらにはアラビア語(جامع)から来てるそう。(もともとの意味は、「集まる」とかそんな感じらしい)
そういえば、セルビアもスペインも、かつてはイスラム帝国に一部を支配されてて、今はキリスト教国として復権した大雑把な歴史は通ずるところがありますね。胸熱。