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2024年の大型連休は日本の飲食店は忙しくなる!だがしかし・・・・

2024年の大型連休は忙しくなるという内容の動画をYouTubeで4月に出したが、後半は雲行きが怪しくなってきた。

超円安が続き、今日本人が海外旅行に行けなっている。去年アメリカのラーメンの平均額が一杯3000円なのが話題になったが、今年はそれが4000円位まで上がっている。最近ドル円が160円を突破したので今は5000円近くするだろう。ラーメン一杯1000円を超える越えないで騒いでいる日本がいかに物価が安いかがわかる。
アメリカで家族3人でラーメンを食べると15000円は行くという異常さ。実際にハワイに行ってる日本人は飲食店で食事をせずにスーパーで食材を買ってホテルで食べてる人が多いと聞く。
しかも今の円安はアメリカドルだけでなくユーロに対しても韓国ウォンに対してもタイのバーツに対しても安い。アメリカ以外の国に行っても割高になるということだ。
こういう状況なので旅行の需要は自ずと国内に向かう。その需要は日本国内の飲食店にも回ってくるだろう。

そして円安ということはインバウンドも殺到する。海外にとっては日本は安すぎる国なのだ。
今日本国内はインバウンドも来るし、日本人観光客も増えているわで観光地はとんでもない混み具合になっている。箱根、日光、大阪、山梨、北海道は行けたものじゃない。
インバウンド需要がある観光地の飲食店はバブル状態だ。

さらにインフレとインバウンドの影響で宿泊施設の価格も上がっている。国内旅行さえも控える人は増え、そうなると家で過ごすことになり、外食する人も増えるだろう。

こういうふうに論理的に考えたら日本の飲食店も混むと思い、それをネタに動画にしたわけだが、実際に今年のゴールデンウイークはどこも大盛況だったようだ。

だがしかし、7月に入って怪しい雲行きになってきた。

国内消費が明らかに落ち込んでるからだ。

それは大手飲食企業の前年比を見たらわかる。今年の3月くらいまでは前年比110%以上を推移してる会社が多かったのだが、4月から明らかに落ち込んできている。前年比を割ることはないが、前年比100〜110%くらいまで落ちてきている。
実質賃金も2年近くマイナスの状況が続いている。

こういう状況なのに7月からは値上げ要因が目白押しだ。
日本の構造を考えると円安基調はこの先も変わらないしインフレへの影響は計り知れない。
電気代補助が5月に終わり、7月の請求分からは補助金なしの電気代に変わる。(と言いたいところだが、少し前に電気代補助をまた再開すると発表した)
米の価格も高騰してるし、石油の価格も安定していない。

飲食店は値上げしないといけない状況なのだが、国内消費は落ち込む一方だ。
だから秋くらいから飲食業界は阿鼻叫喚と化してしまうだろう。潰れきってる状況なのに、さらに潰れる店が増えると思う。

値上げしても付加価値を維持できる飲食店しか生き残れない時代だという事だ。

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