ミライティーチャー講座#1 無事やり切りました✨
丸岡先生から2023年元旦にお声がけいただき、ぜひやらせてくださいとスタートした企画。
このミライティーチャーという企画、教育界の未来で活躍するであろう先生を招いて、共に学び合う企画ということで、スタンスが100%登壇者応援ということが、本当に痺れました✨
自分がやりたいことをお伝えした時も二つ返事で快諾してくださり、自分も力を出し切ろうと思えました。
内容は「新年度こそ、対話の力で、最高のチーム作りをスタートしよう」でしたが、自分がこの3年半ほどかけてやってきた「先生が幸せに働ける学校づくり」の中でも第1回の自分軸発見編を中心に行いました。
ちなみに、僕が思う最高のチームは
「一人一人の夢が叶うチーム」です。
もう少し具体的にすると、
「アサーティブなコミュニケーションで居心地良く安心して自己表現できるチームづくり」と
「仲間と出会えて本当に良かった心の底から感謝し会える最良の別れができるチームづくり」と言った感じです。
まずは、丸岡先生の講座からスタート!
「対話」についてのお話でした。
対話の中には「共話」と言うコミュニケーションの取り方があるよと言うことを教えてくださいました。
対話と言うのは、それぞれが自分の発話を完結させてから、別の人が話し始めるという話し方を指しているそうなのですが、共話は2人以上の話し手が共に1つの発話を作り上げていく話し方を指し、より会話っぽい話、オープンクエスチョンも含むそうです。
例えば、授業をしていてあんまりこの説明じゃわかってなさそうだな…とか思った時、ちょっとわかりやすい言葉とかを専門用語は使わずに相手の様子を見て、コミュニケーションするような時がありますが、これは共話に入るみたいで、レベルとしては上位の対話と言うレベルまでもう一度引き上げるために、一度意識的に共和を取り入れると、また対話の状態に上がりやすくなるんだよと言うお話でした。
これは非常にわかりやすい事例だなと思って聞いていました。
授業しているときに感覚的によくやっていたなとは思い出していて、これを意識的に使っていくことで、「対話にもっていくために今は共話が必要なタイミングだな」とか、ねらいを持って話し合い活動をさせたり、力を身に付けさせようとするためにも持っておきたい視点だなと思いながら聞いていました。
また、丸岡先生の話が面白い!ずっと引き込まれていくような語り口調だし、会場にいる参加者の方も自然と巻き込まれていきながら、話が進んでいくのが本当に心地よくて、この後自分が講座するのに「準備よりも話をもっと聞いていたい」って言う感情にさせられてました。
大いに学ぶ楽しさや対話の大切さ、また対話についてのソクラテスを始めとした哲学者たちの考え方の紹介、これも面白かった。
相変わらず引き出しが半端じゃないなぁと思いながら、参加者が学ぶ意欲、今日来て楽しい!と言う空気に包まれた中でバトンを渡して下さいました。
今回は、初めて丸岡先生とのコラボですが、岩渕の話を聞きに時間やお金を投資してくださっている方の前で講座をさせてもらえると言うのは実ははじめての機会でした。
十二分に準備をしたつもりですが、前に立つとやっぱり緊張するもので。学習会の目的やグランドルールを伝えて、中身が始まっていきます。
去年、大阪アップデートセミナーでは、時間の都合上、グランドルールはお伝えしなかったのですが、僕の研修では、毎回必ずグランドルールを伝えます。
1つ目は「守秘義務・初心実験」、2つ目は「アウトプットとありがとうの拍手」、3つ目は「間違っている人はいない」、4つ目は、「心理的安全性と心理的障害」についてです。
この説明に割と時間がかかるんですが、僕の中でティーチングというか、この部分だけは講座的にやりたい部分で、あとはほぼ体験学習メインなのですが、伝えたいことはほぼこのグランドルールに凝縮されています。
ここのグランドルールさえ職場にあれば、割と良いチームをどこでも作れる土台になるんじゃないかなぁと思っているので、ここはいつも会場の空気を作る時にも大切にしています。
さて、本編では対話を使ってへ最高のチーム作りをする。皆さんなら、どんな対話が最高のチームづくりにつながっていくと考えますか?
僕が考えるのは、相手のことが少しでも好きになれたり、自分の大切なことを少しでも話せる。そして互いの大切にしていることをいいねって応援し合える、これがいいチーム作りに必要な対話だと思っています。
それを感じてもらうためにも、最初のワークは、「仕事で最高に幸せを感じた時」をペアでシェアしていきます。すると、まだ会って間もないはじめましての2人が笑顔で話していくんです。
幸せを感じているときの話は、自然と笑顔で話せていたり自然と聞いているだけで、心があったかくなったりしていきます。
会場の雰囲気も柔らかく変化していきます。次に「最高のチームの条件」と「最悪のチームの条件」を書き出してもらってここでもペアでシェアしてもらいます。
会場のみなさんの対話を聞いていると「わかる!」とか「それ書き足しておこう」と言って書き足したりとか、それぞれのペアで共有ゾーンが生まれて行ったり、他者から学んでいったりする時間が起こります。
今日は、意図的に今まで話したことのない方同士のペアになってもらいましたが、対話を通して深めていくことで、相手が大切にしている価値観や共感できる部分が出てくる。これを「共有ゾーン」と言いますが、これは対話をしたコミニケーションでしか生まれてこないゾーンだと僕は思っています。
この共有ゾーンが生まれると、不思議と相手への信頼感が増えてたりするので、自然と良いコミュニケーションやチームが出来上がる時間が増えます。
さらにアイデアを出したときに相手も受け入れてくれて、さらにこんなアイデアはどうって言ってくれて、またとそれいいですね!じゃあこんなのはどうですか?と言う風に自分1人では起こすことができない、2人以上でしか生まれないさらに高いパフォーマンスを作り出すことができるのもとても価値のあることです。
学校のマンパワーは決まっています。
その一人ひとりが持ってるポテンシャル100%を発揮できる関係性を作り、お互いが共に掛け算のように高め合っていくようなコミュケーションが起こったらマンパワーが足し算から掛け算に変わりのそのメンバーでしか生み出せない最高のパフォーマンスを作り出すことができます。
しかも、この関係が継続的なら、毎月、毎週、いや毎日かもしれない学年の話し合いの中で、この掛け算のパフォーマンスが生まれていくことは、とてつもないことだとワクワクしてしまいませんか?
1人で黙々と全員が働くことよりも、さらに良い教育が子どもたちに帰っていくと僕は考えているので、対話を通したチーム作りと言うのは、教育の質を現場で上げていくために欠かせないものだと考えます。
もし皆さんの現場で、心理的障害になるようなコミュニケーションをとっている先生がいたとしたら、その人のコミュニケーションが柔らかくなったり、その人の前で、自分自身が表現できる人が増えるだけで、学校の教育の質は確実に上がると言うことです。
ただ、それはその人を変えると言うわけではなくて、あくまでも「あなたが変わる」ことが最優先で、その人が求めている通りにはなかなか変わらないですが、「あなたが変わる」ことで、変化する可能性は出てきます。
まずあなたが踏み出すこと、対人関係に一歩踏み出すこと、相手を理解しようと勇気を持って聴くこと、「自分のことを理解してほしければ、まず相手を理解することに徹しなさい」と言う言葉が7つの習慣にありますが、ここからしか最高のチームの一歩目は始まらないのかなと思います。
それから自分の小学校で取り組んでいる「先生が幸せに働ける学校づくり」の取り組みを紹介し、いよいよ今回の講座のメインである現職史の自分軸を発見するワークをしました。
個人的には校外でするのは初めてのことだったので、普段話したことない先生方とワークをやるのはどんなふうになるのか、楽しみ・ワクワク半分、不安・心配も半分でスタートしていきます。
現職史マップのワークでは、「この仕事を目指したきっかけ」から、「入った当初の印象的な出来事」、「仕事面ですごく好きだったこと」や「すごく辛かったこと」、「人間関係ですごく良かったこと」と「すごく辛かったこと」、そして自分が歩んできた人生から「何を大切にここまで歩んできたのか」と言う振り返りをした後、「本当はどんな風に働きたいのか」「どんなチームで働きたいのか」を描いていきました。
30分以上かけて歩くわけなんですが、ペアで自分の人生を一つ一つ振り返りながら、お互いの対話を通して理解を深め合っていくこの時間。
過去を振り返って、現在に立ち、現在からきっかけの方を振り返って、自分の人生の道をじっくりと振り返っている時間、参加者の方が自分の人生から大事にしてきたことをつかんでシェアしてお互いでねぎらいあって、そして前を向いて未来を思いっきり描く。
そして未来まで歩いて行き、未来で自分の理想世界でたった1人しかいない歴史上、あなたしかいない。そんなあなたが描く世界で、たった1つの理想の未来、これをしっかり描いて、描けなければ感じて、そしてそれの「何があなたにとって最高なのか」という価値観をつかんでペアの仲間と話して、共に笑顔で讃え合って、お互いの話から学びあって、最後は勇気づけ合って、そんな時間になりました。
オンラインで参加された皆様も、チャットにしっかり自分の人生から気づいたこととか学んだこと、チャットの中でアウトプットし合うことで気づいたことを表現してくださり、一緒にこの講座の空気を作ってくださいました。
最後にいろんなメッセージを伝えたんですが、僕が1番伝えたかった事は
「最高のチームは他の誰かが作ってくれるわけではないです。他でもないあなたがいっぽ踏み出すことから、最高のチームは始まっていきます。」ということ。
人生でやりたいことをやれる時間ていうのは本当に多くないです。それなら、自分が本当にやりたいと今日想い描いたこと。この宝物を大切に、ぜひ自分の現場でまずはいっぽ踏み出してみて、そこで悩んだらまた一緒に考えて、共にやっていきましょうということを最後に伝えて終りました。
そして涙溢れれるほどの感謝しかありませんでした🥲
僕のパートの後、丸岡先生との対談がありました。
丸岡先生もコーチングとNLPをご専門とされているので、自然とコーチング的に話をしてくれて、とっても話しやすかったですし、僕もコーチングクエスチョンを入れるので、価値観の掘り下げや潜在意識に触れていくような時間が生まれたり、とても話してい心地の良い時間でした。
会場に来てくれた友人の先生が「お互いコーチングができるから、質問した後に話す内容や価値観をこちらが質問しなくとも、たくさん聴けたのがとってもよかった♪」とおっしゃってくださったので、よかったです😌
打上げで
「やっぱ今日のようなワークって大事ですね。またこの時期に時間関係なくやりませんか?」と言ってくれたり、
「うちの学校にも来てほしい。特に新年度に!」とか、
「管理職向けにどうにか研修とかでやって欲しい」とか言ってくれたり、たくさん嬉しいフィードバックをいただきました。
自分がやってきたことを価値づけてくださる話もたくさんいただけて、本当に言ってみて、そしてチャレンジして良かったなと思いました。
これは参加してくださった皆さんの笑顔や感想から。
そして、今日こんな素敵な登壇の機会を下さった丸岡先生はじめ会場を作ってくださったスタッフの皆さん。本当に朝早く準備から半日にわたって丁寧に細やかな対応までしてくださいました。本当に感謝しかありません。ありがとうございました✨
他にも県外から来てくださった先生、オンラインで参加してくださった先生、本当にありがとうございました🙏
いつも僕がこういうやりたいことを表現するときに応援に来てくれる同じ学校の先生、そしてもう転任されたけど、僕がこの研修や勉強会を始めた時にずっと支えてくれてた先生仲間も今日は来てくださいました。
onodaさんに関しては、ホワイトボードに長時間びっしりと書いてくれて「これはお金払わなかんかな」と思うくらいに、ほんとにありがたい仲間に支えてきてもらったから、自分が起こしたかった未来を形にできたんだなぁと改めて思いました。
確かに、始めたのは僕の1歩からでしでした。
けど、その1歩が、勇気が出なくて、踏み出しにくいのは、めっちゃわかります。
それでも、あなたにどうして始めて欲しい。
それは、あなたが始めるから、「何気なく職場にいるあの人」が、やっと「応援してくれる大切な人」へと変わってくれるからです。
人生を他人任せにせず、自分の人生は自分でデザインしていく。
勇気持ってアウトプットしてみんなに伝えて1歩進んだときに「私もそう思います」って「応援します」って言う人が必ず出てくるからです。
僕はそれをみんなに味わってほしい。
職場を変えるのは勇気がいるし、時間もかかるし、当然楽ではありません。
地道で毎日コツコツ勇気づけをしながら、時にしんどい話の相談に乗ったり、時に笑いあったり、時に嫌な言葉を聞いたり、時にイベントでワイワイしたり、失敗して謝ったり、そんな繰り返しなんです。だから美しいんです。
「不完全である勇気」
アドラーのその言葉が僕はとても好きです。
不完全なままでいいから、人生の主人公として、今自分が本当にやりたいなと思ったことに、ぜひ一歩一歩踏み出してみませんか。
誰かにこの夢を預けるのではなく、私の夢は私が叶える
2022年12月大晦日、Facebookにて
「丸岡先生、いつか一緒にコーチングの話をやってみたいです。」
2023年元旦
「明けましておめでとうございます!ミライティーチャーという企画を思いつきました。ぜひその1回目に岩渕先生に登場して欲しいと思っています」
自分の夢を勇気を持って表現したところから、今回のミライティーチャーが形になってくれました。
もちろん、たくさんのスタッフや先生方、いろんな人に支えられたからこそ実現に至りました。でもやりたいっていうことはまず自分から、大人から表現していく、大人が夢を語り、大人が夢を応援していく。そして、大人こそ夢を叶えるために楽しみながら挑戦し続ける姿こそ、子どもたちに見せていこうじゃありませんか。
2023年の叶えたい夢
「他校で、先生が幸せに働ける学校づくり研修をすること」
良ければ応援してください。
「情熱を持って、最大限に動き、結果を期待しない」をモットーに、新年度もやっていきたいと思います😊
長文に大切なお時間使っていただいて、ありがとうございました🙏
あなたの現場が、あなたのチームが、あなたのコミュニケーションと勇気で、幸せな時間が1秒でも多く生まれることを、心より応援しています✨
一緒に幸せに働ける職場、作って行きましょう♪
#ミライティーチャー
#先生が幸せに働ける学校づくり
#子どもの夢が叶う学校づくり
#学校は夢が叶う場所
#仕事は幸せになるために選ぶもの
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