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意外と喜ばれない、いわゆるPTA適正化

PTAを変えたら良い、スリム化したら良い。誰も反対しないし簡単な事だろう、と思われがちだが、実はそうでもない。

PTA運営本部役員がゴリ押しする改革だの適正化は、現場の委員には不評な事が多々ある。

本部役員が知らない現場では、複雑な手続き変更が山程ある。会計処理、庶務、書類の配布範囲、委員選出手順、旗当番、登校班編成、保険、外部団体の輪番。その確認作業で1年はかかると思う。運用が軌道に乗るのにも数年かかる。

もちろん、本部役員が方針を宣言するのは良い事だ。それがないと現場のシステムは延々と変わらない。

現場の運用を先にまわしてから規約変更するか、規約変更してから運用してみるか。そこは柔軟な対応で良いだろう。
しかし組織に関わる変更のタイムリミットは、次年度役員・委員選出の時期。
夏休み前から、もう!すでに始まってます!

一学期のうちに多くの規約変更を思い切って行う元気なPTAもある。
お友達役員グループの場合、反対意見が出にくいので勢いはあるが視界が狭くなりがちな特徴があるのは気をつけたい。

臨時総会で議案が否決されることはまずない。なぜならほとんどの一般会員は運営について無関心だから。

議案書に載せるところまでたどり着けたら、ほぼ成功だろう。
(根回し、打合せ、役員一同と学校の同意)(これに反対するのは仕事を増やすことを嫌がる保守派だ)

PTAの変なところを変えるということ。
変と思ってない嫌々役員に何が変なのか説明し、考えて作業する時間を作ってもらうのは容易い事ではない。

面倒な作業なので反対されることが多い。
前例を踏襲するだけなら、予定がはっきりしてる。
マニュアル通りこなすだけ、その意味を考え直す必要がないのだ。

さあ、どうしますか?

無理しなくていいよ。そもそも任意のボランティア活動なんですから、と言いたい。


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