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待てよ......2時間くらいSlack見なくても大丈夫では??
「よっしゃー、今から4時間フリーだ! 取材記事1本片付けるぞ……その前に、●●さんからのSlackに返信、これでよし。あ、▲▲さんからChatwork来てる…….」(以下、返信で2時間経過)
多くのライターが経験済みであろう、「連絡を返していたら執筆時間がなくなる」現象。
これを書いている私はライター2年目で、上のような思考回路で自分の執筆を後回しにした経験が何度もある。特に、ディレクターやコミュマネの仕事が始まったここ数ヶ月は「いかにボールを持たないか」を意識しているので、執筆のスケジュールが結果的にギリギリになることが多かった。
このムーブ自体が間違っているわけではない。2秒で渡せるボールを2秒で渡すのは、ディレクターとしてはまったく正しい動きだ。
けれど、自分個人の生産性について言えば、執筆と決めたらある程度まとまった時間執筆に集中するのが望ましい。
レスポンスと執筆、どちらを優先すべきか、しばらく葛藤が続いていた。
だが、ある時気づいたのだ。
「どのみち、執筆中1~2時間置きに小休止を取っているのだから、そのときにSlackを見ればいいのでは?」
世の中には長時間ノンストップで執筆できるライターもいるらしい(『書く習慣』著者のゆぴさんなど)が、私の場合は1~2時間おきにふっと力を抜く瞬間がある。だから、そのときに急ぎの連絡から返していけばいいのではないかと。
いくら即レスが求められるポジションとはいえ、2時間おきに確認さえすれば、そんなにまずいことは起きないのではないか? 消防士じゃあるまいし。
そう考えて、まとまった作業時間が取れたとき、以下の流れで仕事を進めるようにしてみた。
執筆の時間は通知を切る
⇒1~2時間おきに小休止しつつ連絡を見る
⇒急ぎのものだけ返して執筆に戻る
⇒執筆終了後、残りの連絡を返す
やってみたらもう……生産性爆上がりです。進まなかった原稿がサクサク進む。そして、1~2時間Slackを見なくても、今のところ事件は起きていない。
マルチタスクで苦心しているライターさんは、ぜひ自分の中の「即レス」の基準を緩めてみてほしい。