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圧倒的プレイヤー志向の私が「ディレクション」を楽しいと感じる瞬間
先月から担当しているディレクターの仕事がそろそろ終わる。
もともと「自分のコンテンツをこの世に生み出したい」という欲望のもとライターになった私は、ディレクション業務についてはそこまで関心がなかった。
そもそも人に何かをお願いするのが苦手だし、自分で手を動かすほうが心理的にもラク。
そんな気質の人間だから、依頼を受けたとき、うれしさとともに強い不安も感じたのを覚えている。
私にディレクターなんてできるんだろうか。
全部自分でやりたい病を発症しないだろうか。
重圧を感じながらも、チームメンバーのおかげでどうにかある程度プロジェクトをうまく回すことができたここ2ヶ月。
振り返ると、ディレクション業務を「楽しい」と感じる場面がたくさんあった。
そのなかでもいちばん多かったのは、ライターさんから上がってくる原稿に感動した瞬間だ。
「なるほど! こう書けばいいのか!」
「その発想はなかった!!」
チームでのモノづくりだからこそ経験できる、思いがけない成果物との出会い。
私という人間の中からは絶対に出なかったアウトプットを目にするたび、自分の世界が広がるのを感じて、仲間と仕事を進めることの喜びを嚙みしめる。
毎日私に新しい発見をくれるチームメンバーへの感謝を胸に、プロジェクトの成功に向けて最後まで頑張っていこうと思う。