2年目ライターが『ブルーロック』を観たら、「自分らしさ」に対する悩みが消えた話
いつの間にか、好きなアニメキャラが軒並み年下になってしまいました。アラサーを感じる副業ライターのまりしゅんです。
今日は、アニメ『ブルーロック』における私の推しの話、あるいは『ブルーロック』を見て「自分らしさ」に対する悩みが消えたという話をします。
(※以下、ブルーロックアニメ第2期のネタバレを含みます)
「突き抜けた武器がない」ーー伸び悩むストライカーの転機になったのは
今回取り上げたいキャラクターはこちら。
元チームVのトッププレイヤー・御影玲王です。
主人公の潔世一から便利屋と評される万能型プレイヤー。パワー・スピード・テクニック等の全ての能力が優れるうえ、ゲームメイクのセンスも抜群です。
相棒の凪誠士郎ととともに一次選考の最終局面で潔たちを苦しめた玲王ですが、一方で「これといって突出した武器がない」という欠点も抱えています。
27m先から確実にシュートを決められる馬狼照英や1人で何人ものディフェンダーを抜ける天才ドリブラー蜂楽廻など、ブルーロックには絶対的な武器を持つ天才が大勢。
「突き抜けた才能」を持つストライカーたちを前にして、「すべての能力が90%程度」の玲王は二次選考以降に伸び悩みを感じます。
そんな彼の転機となったのが、U-20日本代表戦前のブルーロック内選抜戦。
そのオールマイティなスペックを活かし、他人のプレイを99%コピーする新戦法「複写変化」を生み出しました。
覚醒ほやほやの玲王は、いざ迎えたU-20代表選でもその強みを遺憾なく発揮。敵ディフェンダーの動きをコピーしてチームの窮地を救う、相棒・凪のアクロバティックなモーションをほぼ完ぺきにコピーしてカウンターの機会を生み出すなど、たびたびのファインプレイでチーム•ブルーロックの勝利に大きく貢献しました。
武器がないクリエイターは、他人から盗めばいい
この記事を書いている私はライター2年目。
今でこそ少しずつ自分の望む方向にキャリアを進めつつある一方、長いこと自分のスキルについてコンプレックスを抱えていました。
周りのライター仲間を見渡せば、珍しい経歴や資格を活かして記事を書いている人、特定の分野に強烈に詳しい人、あるいはひたすらに文章力が高い人など、「これは負けない!」と言える強みを持つ人がうじゃうじゃ(言い方)。
ひるがえって私は、飛び抜けて文章がうまいわけでもないし、いくらでも語れる専門分野があるわけでもない。
書くことをメインの仕事にしていきたいけど、どうやってステップアップしていこう?
そう悩んでいた私にとってロールモデルになった人物こそが、御影玲王でした。
「お手本を見て自分のコンテンツに取り入れるのが得意(好き)」
「(メディア周りの仕事については)極端に苦手な作業はない」
そう自己分析したうえで取り入れた戦術が、玲王の複写変化。
新しいメディアでのお仕事が始まったら、まずはそのメディアの過去記事を読みまくる。
それによってトンマナを吸収するとともに、「この人の真似をしたい!」と思える「コピー元」を見つける。
ライター2年目の途中くらいまで単価低めのSEO記事しか書けていなかった私ですが、いろんな人のコピーをするうちに、取材や編集など徐々にお仕事の幅が広がってきました。
それにしても、自宅でWebメディアを読みながら「99%コピー完了!」とほくそ笑む28歳独身男性の図は、客観的に見てヤバすぎるなと思います。
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