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陳情令(魔道祖師)【歌詞和訳してみた!】疏林如有诉/温情

陳情令の中で大好きな温情!
誰もが様々な感情を抱え生きて命を落としていった中で、彼女の生き様もまた凛と美しく感じます。

気丈でいて情け深い彼女の曲も聴いているだけで切々としたものがあり、一体どんな事を歌っているのかと気になって仕方がありませんでした。

しかし魏無羨、藍忘機の曲はさまざまな方が訳しているのに他の登場人物の曲はほとんど日本語訳を見かけず。そこで何を歌っているのか知りたい!!と思い立ち、勢いで日本語訳に挑戦してみました。

中国語を理解しているわけではないので、間違っている部分や雰囲気で訳している部分が目立つかも知れません。
しかし温情への愛情はぎちぎちに詰め込んだので、同じように中国語はわからないけど何を歌ってるのか知りたい!でも訳が見つからない!という方のお役に立てたら嬉しいです。




疏林如有诉

歌 :高秋梓
作詞:由钟乌衣
作曲:陈亦洺

yǒu fēng yáo chuī chuāng shàng líng
有风遥吹窗上铃
遥か彼方より鈴を揺らす風

tóng zú rén tóng mèng bù tóng xǐng
同族人同梦不同醒
共に夢見た一族はいつにか散り散りに

shì shéi zài qiān yǐn yǐ dìng de mìng
是谁在牵引已定的命
すでに定められし運命は誰の手によるものか

shēn xiàn ní zhǎo zài nán zhēng lí
身陷泥沼再难挣离
底のない闇 深く沈みゆく
いくら藻掻けど抜け出せずに


cóng lái ēn chóu zuì fēn míng
从来恩仇最分明
忘れがたい恩讐はあれども

wéi pōu dān xiāng zhù bù rěn tīng
惟剖丹相助不忍听
金丹を与えるなど馬鹿げた行為
聞き入れたくはない

céng yī shù kǔ jí jiē rú shuǐ zhōng píng
曾医数苦疾 皆如水中萍
いかに手を尽くしたとて全ては水草の如く

shì jiān yòu tiān qī liáng yǐng
世间又添凄凉影
この世にまた救えぬ痛みが一つ


mén nèi xū guāng dēng yǐng cè yǐn wú píng
门内虚光灯影 恻隐无凭
門の内 映し出されし偽りの栄光
突き放した優しい手

yě céng shàng cún nà lǚ jì shì zhī xīn
也曾尚存那缕 济世之心
胸の奥には済世の心を密やかに

tóu zhī yǐ táo hé xū liú wǒ míng xìng
投之以桃何须 留我名姓
栄華を極める為 心を捨てて守る必要があるのか 

guān cǐ jiā xìng biàn kòng yú è míng
冠此家姓便空余 恶名
冠するだけで虚しく悪名が木霊するこの名を


yín zhēn xié rù shéi rén jǐng
银针斜入谁人颈
銀の針を打つ誰人の頸

yě céng xié dì bào cǐ ēn qíng
也曾携弟报此恩情
弟も共に報いたこの恩情

yǒu yán wú rén xìn cāng huáng jǐ chù jīng
有言无人信 仓惶几处惊
言葉を尽くせど聞き入れられず
ひどく怯えさせるだけ

cuò gǔ yáng huī yě tóng mìng
挫骨扬灰也同命
骨を砕き散りゆく灰とこの命


gū dēng diǎn liàng shān jìng qián lù nán míng
孤灯点亮山径 前路难明
山にともる灯火はたった一つ
目の前に広がるは漆黒の闇

dāng shí shàn huái shéi yòu néng suàn dé qīng
当时善怀谁又能算得清
あの慈悲深い心を高潔だと知るのは誰か

ruò zhǐ huáng huáng wèi bì shān wài fēng yǔ
若只惶惶为避 山外风雨
山外の風雨を避け 何もせず怯えているのは

shéi qīng tàn yī zhě rén xīn
谁轻叹医者 仁心
医者の矜持が許さない


dài dào qiū yè lǎo qù xīn fén jiù dì
待到秋叶老去 新坟旧地
全てが終わりを迎えた時
新しい塚のある懐かしい場所へ

biàn jiào xī qù de hè zài wǒ tóng xíng
便教西去的鹤载我同行
飛び立つ鶴と共に西へ向かおう

kàn biàn qiān jǐng zuì shì rén jiān wú qíng
看遍千景最是 人间无情
幾千の景色に思うのは人の無情

fén jǐn cǐ shēng yuàn lái shì tóng níng
焚尽此生愿来世 同宁
命を燃やし尽くして願う 来世の平穏を
阿寧と共にと




予想はしていましたが、そこかしこに物語のワンシーンを彷彿とさせる語句が散りばめられていて、胸の奥がグッと締め付けられる楽曲でした…。

せっかくなので次回は歌詞について、自分なりに理解を深めていきたいと思います。のんびり更新していくので、お付き合いよろしくお願いします♪
ではでは、暑いのでみなさん体調には気を付けてまいりましょう!

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