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幸福感が持続する理想のライフスタイルを求めてたどり着いた場所
誰もが幸せになりたいと思っている。
幸せって何だろうと考えた時に、幸せというのは独断と偏見に満ちた主観的なもので、「幸せだなあ」と感じる気持ちということになる。
そう、不安定でうつろいやすい自分自身の気持ちなんですよね。
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悲しいかな、一時的な発熱と興奮はいずれ冷めていく
ほしかったモノを買った!とか
望みの会社に就職できた!とか
資格試験に合格した!とか
大きな契約を取った!とか
好きだった人が振り向いてくれた!とか
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そういうことって一時的な興奮とうれしさでしかなくて、淡々と続く日々の中で、悲しいかな、急速にその熱を失っていくものです。
例えば、一級建築士に合格しても、その後の仕事のストレスでうつになった人、独立しても仕事をとれない人、まったく幸せそうではない人の話をよく聞くし実際に見ている。
恋に落ちた人と結ばれて天にも昇るような気分になれても、結婚生活というアンチクライマックスな日常の中では、熱烈に恋に落ちたことすら忘却の彼方へ押し流されていく。
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アンチクライマックスに続く日常の中での幸福
つかの間の発熱が急降下した後でも幸せを手にするには、日常の中で感じる穏やかで感謝があふれるような気持になれたり、自分だけの小さな幸せを感じられる状態にできるかにかかっている。
そこには華々しいストーリーはなく、みんなから賞賛され注目される要素はまたっくないけれど、自分にとっての "小さいけれど確かな幸せ" を日々感じることができれば、誰が何と言おうと幸せですよね。
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そう考えると、普段生活している環境というのは、幸福度に大きな影響を与えるなあ、と現在実感しているところです。
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大きくどこまでも広がる空
幻想的な雲と島が浮かぶ海
風の音に鳥たちのさえずり
庭の花やハーブの香り
朝の光が漆喰の壁につくりだす陰影
温かくてふわふわの猫にふれる感覚
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ただ願うだけでは手に入らない
でもこういったものは、願えば叶うと空から舞い降りてくるのを待っていても、パートナーが叶えてくれるのを期待しても、なかなか手に入るものではありません。
自分自身を幸せにできるような環境に身を置くということを明確に意識して、そのための行動しつづける必要があります。
理想の暮らしを追い求めてたどりついた場所
私は自分がどんな環境で生活したいかを20代の頃からずーっと考え続けてきました。20代の時は理想の暮らしが定まりませんでした。たくさん旅をして、たくさんの人に会い、いろいろな場所での生活を体験する中で、少しずつ自分の求める暮らしが明確になってきました。
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30歳を過ぎて理想の場所を求めて旅に出て、瀬戸内海の近くの豊かな環境へと移住しました。満員電車から解放され、自分の車で海沿いを好きな音楽をかけて走りながら仕事をするようになりました。
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それでも家という住環境や働き方を含めたライフスタイルが、自分の理想に近づくまでには長い年月がかかりました。どんなにきれいな海の側に住んでいたって、30代は仕事が忙しくて楽しむ暇も心の余裕もなかったのですから。
40代半ばになってやっと(長いっ!) "小さいけれど確かな幸せ" を日常の中でたくさん感じられるようになりました。時間をかけて理想の暮らしを考え続てきたからこそ、今につながるだなあと昨日空を見ながら幸せを感じたのでした。
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