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No.41 『ちゃんと手伝おう』

いつまで寒いねんと心のどこかで思いながら生活してる小澤です

今日は子供の頃怒られた話をしますね。なんか最近怒られた話ばかり思い出します。明日も怒られた話です。

毎年夏になると家族で家にある庭を使ってバーベキューをするんですね。金持ちじゃないいですよ、こじんまりした可愛い庭です。そこにテーブルを置いて、椅子を置いて、バーベキュー用の火のやつ置いて。

小学校くらいだったか。その日も家でバーベキューすると聞いていたんですね。ただ小学生の男の子、お肉は好きだけど準備は嫌いなんです。肉をくれ肉をくれなんですね。どうにか肉だけ食べる方法はないか。そこで思いつきます。家のホントすぐ近くに公園があるんですけど、そこで一個上の兄貴とギリギリまで遊んで、肉が焼けた頃に帰宅しよう。そう計画を立てたわけです。ただの悪ガキです。

散々遊んで、家からでる白い煙を確認して『しめしめ』としたり顔で家に帰ります。庭について肉を確認。『計画通りですわ』そう思いながら椅子に座ろうとしたその時です。

『お前ら何やってたんだ!!!』

父親が怒ります。当たり前です。肉だけ食べようだなんてそんな都合いい話はありません。

兄貴を見ます。『計画外の事態が起きた』そんな雰囲気出してます。俺もそんな雰囲気出してみます。アホが二人。こうなるに決まってるだろ。

そんな雰囲気関係なく父親は怒り続けます「協力できないならうちから出てけ!!そんなに公園がいいならずっと公園にでもいなさい!」

ごめんなさい

そんな言葉が頭の片隅にもないアホ二人は公園に住むことを決意します。

「俺はここに住むからお前は別のとこ住めよ」兄に唯一屋根がある遊具をここでとられます。

雨が降ったらどうしよう

これからのご飯より雨のことを気にする小澤少年

これからどうしよう、グランドの真ん中で星空を見ながら、少年は途方に暮れてます。こう振り返ってみると少年おしゃれだなおい。

そんなことしてたら母親が迎えにきてくれました。

助かった、よかった。正直気づいてました、子供じゃどうしようもないことに。謝れるきっかけをもらえました。兄貴を迎えに行きます。兄貴もきっときついだろう。

『おーい帰れるよー』

遊具から顔を出す兄貴。


『俺はここに住むんだ!』



いつまでやってんねん。


この後、温めなおしてもらった肉をうまいうまいと言いながら食べる小澤なのでした。


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