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11歳でこの映画を見てなんて思えばよかったんだ。映画「ビューティフルマインド」

スタンドFMって自分で何いってたか覚えてないんですけどたまに聞き返した時、「こいつ何いってんだろ」って思うことが多々ある小澤です。自分で自分がわからないこととよくある。

さて今日は木曜日で、読書感想文の日なのですが、映画をアマゾンプライムでみたのでその感想を書きたいと思います

2001年『ビューティフル・マインド』

ラッセルクロウ主演の科学者の映画です。実際にいた天才数学者ジョン・ナッシュの半生を描いた作品です。そうです、最近物理物理とYouTubeで見すぎてついには見る映画も数学が絡んでくるものになりました。もうおしまいだ。

さてこの作品、僕自身は映画が公開された時、両親に連れて行ってもらって映画館でみているのです。当事11才。子供の頃は全くなんのことかわからなかった。結局何が言いたかったんやってなった。大人になって今回見直したらもうそれは素敵素敵。

せっかくなので感想を書こうと思ったわけです。

めちゃくちゃネタバレを書こうと思います。見てない方はぜひ見てから呼んでいただけたらと思います。

『話は主人公ジョンナッシュが大学に入るところから始まります。数学が優秀な人たちが集まる中でも天才と呼ばれるナッシュ。ただ人付き合いのうまくないナッシュはいつも一人でいます。自分にしかできない独創的な何かを生み出したい。そう思うナッシュは論文もろくに書かずに自分のやるべきものを探し求め続けます。どんなに天才でも論文として形にしない限り大学は評価をしてくれない。ナッシュは自分の理想と結果に打ちひしがれます。』

高校時代の僕だと思いました。天才と比べんなやこのやろうです。でもなんか理想ばかり頭に浮かんで、それができる気がしてるのに何もやらず何も残らず。本当に天才と一緒にしてはいけないんだけど、天才も何もしなければ凡人なんですね。こいつも廊下で給食一人で食べてると思うとワクワクした映画冒頭でした。

『一人でずっといたナッシュに友人ができます。ルームメイトのハンセンです。優しく常に味方でいてくれるハンセンはナッシュにとって掛け替えのない存在でした。どうしていいか悩むナッシュにハンセンは背中を押してあげる。そしてナッシュはある論文を書き上げます』

ハンセンめちゃくちゃいい奴。すごい味方でいてくれる。素敵すぎ。誰かにとってのハンセンになりたい。

『論文が認められ、ある研究所に推薦されるナッシュ。そこから国家機密の暗号を解くように依頼を受け解き始めます。時を同じくして恋人ができ、結婚し子供ができます。順分満帆に思われたナッシュですがいつも誰かにつけられてるような気がしてきます。』

こっから急にサスペンスです。国家機密に触れすぎていろんな組織から狙われている?さっきまでの陽気な数学ヒストリーがいっぺん緊張感のある展開になっていきます。

『ナッシュの様子がおかしい。ナッシュの奥さんはある人に電話をします。精神科の先生です。診断は統合失調症。ルームメイトも国家機密の仕事も全て幻覚だったのです。』

ここでうそ〜んって一回なります。多分みんな。え〜ハンセンおらんの??あんなええ奴なのにおらんのかいな!!!ってなります。これは多分みんな。理想と現実の違いに対するストレス、不安が幻覚を生み出していたのです。理想の自分ばかりを見ていると現実が見えなくなる。この作品のすごいところはこの衝撃の事実が物語のフリ。このことが物語を根幹部分へと進めていくんですね。

『治療を繰り返し行い、薬を飲むことでなんと症状を抑えているナッシュ。薬の副作用で頭がうまく働かず数式をうまく解いていくことができなくなっていきました。ある日から奥さんに隠れて薬飲むのをやめます。徐々に頭が冴え渡るとともに、また幻覚が現れ始めます。また国家機密の暗号を解くように幻覚に説得されるのです。なにが現実なのか幻覚なのかわからなくなる。』

すみませんだらだら書いていたのですがあらすじやんってなったのここら辺で書くのをやめて感想書きます。

前半だけ見るとスパイサスペンスのような気もしますし、後半見ているとラブストーリーのようにも見えます。ただ何より全体通して見たときに壮大な一人の人間のヒューマンドラマだったように思います。というかそれです。ジョンナッシュはのちにノーベル賞をとります。映画最後のシーン。『今夜、私があるのは君のおかげだ。君がいて私がある』。一人孤独に生きていたナッシュの心からの感謝の気持ちだったと思います。本当に心の暖かくなる作品でした。

長々書いたけどほとんど感想かけませんでした。とりあえず見てくれ。いい映画。

おやすみなさいってらっしゃい。








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