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備忘録 22-12-14

事予めすれば則ち立ち、予めせざれば則ち廃す

――事予則立、不予則廃

『中庸』

なにごとも、十分な準備をしてとりかかれば成功し、それを怠れば失敗する、という意味。準備することの重要性を指摘したことばである。
『中庸』は、こう語ったあとで、さらにその具体的な内容として、つぎの四項目をあげている。

一、発言するまえに、十分に考えぬいてから発言すれば、つまずくことはない。
一、事を始めるまえに、十分に計画を練りあげてかかれば、苦しむことはない。
一、行動を起こすまえに、予定をしっかり定めておけば、しくじることはない。
一、歩き出すまえに、日程をきちんと定めておけば、途中でへたばることはない。

成功と失敗を分ける鍵は、他にもいろいろあるが、第一の関門は、たしかに準備のいかんにかかっていると言ってよい。物質的にも精神的にも、入念な準備をしたうえで、事を起こしたい。

以上、「中国古典一日一言」(守屋洋)より

今日も一日顔晴りましょう。

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