彼女の話#1
こんばんはチャーリー部長です。今回は彼女との馴れ初めについて話そうと思います。
僕と彼女が知り合ったのはバイトだ! 僕が先で彼女が後から入ったんだが第一印象は話しかけづらくてミステリアスなオーラを放っていた。
僕が彼女を気になり始めたのはバイトの忘年会だ。僕は少し遅れて居酒屋の店に入った。まだ誰が来るかわからない状況で友達の案内に従って席を見つけた。普段あんまり喋らないメンバーだったのでちょっと後悔してたその時だった。全身黒で少し色が落ちた紫のロングヘアーの彼女が現れた。僕はその瞬間、つまらないと思っていた忘年会が一気に楽しくなった気がした。気がつくと僕の前に彼女とその友達が座り、僕の横には店長が居て同じ鍋をつつくような状況になっていた。その時から僕の視界の8割は彼女が必ず映っていた。彼女の笑った顔に何かを注文しようとしている姿、横にいる友達と楽しげに話している姿、その場にいる全員が辛いと言っている鍋を甘いと言った発言全てを僕の脳は鮮明に記憶していった。僕は正直こういった忘年会など大人数で集まったりするのがあまり得意ではなく、いつも端の方で大人しくしているタイプなのだが今回は横に店長が居たので質問攻めにあっていた笑 この店長は人柄がよく腰の低い人なので全く嫌な気分になることはなかった。すると僕の前に座っていた彼女から質問がきた。当時、勢いに乗っていた鬼滅の刃のことだ!僕は大の鬼滅ファンだったので心が踊った。そこから話しが一気に弾むかと思えば直ちに終息し、あっという間に2時間がたった。二軒目があるというのだがいつもの僕だったら帰っていたがが今日の僕はかなり乗り気になったいた。なぜなら彼女も行くからだ。
店を出て二軒目のバーに行く道中、気がついたら僕は目で彼女を追っていた。
バーについた。僕にとって初めてのバーがそこだった。学生に優しそうなおばさんがやっているバーだ。店内にはカラオケやいろんなゲームがあり、少し小汚く狭いバーである。バーに着いた時にはみんなかなり酔っていて陽気な客が歌っていた。みんな結構酔っていてキツイはずなのに一人一人お酒を注文し出した。横にいる友達はそんなのお構いなく気持ちよさそうに歌っている。優柔不断の僕が迷っていると、向かいに座っていた彼女がチャイナブルーを頼んだので僕も同じやつを頼んだ。僕はその時初めてチャイナブルーを知った。どんなのが来るのかワクワクしながらも、もうすぐしたら自分も歌わないといけないのかと少し緊張気味に時が過ぎるのを待っていた。すると彼女が歌う番になり、眠気でうとうとしていた僕はいつの間にか目がぱっちりと開いており、彼女の歌声にうっとりとしていた。隣の友達が今日一日で7〜8本目のタバコにライターで火をつけた瞬間、優しそうなおばさんがチャイナブルーを持ってきた。なんて綺麗な青だ...と僕は思った。味はグレープフルーツ?ライチ?カキ氷にかけるシロップ?そんな不思議な味がした。甘酸っぱく僕が好きな味だった。向かいの彼女はチャイナブルーをまるで熱いカフェオレを飲むように飲み、それがまた黒い服と紫色の髪とチャイナブルーの青で絵になっていた。それから1時間ぐらいがたち彼女とその友達は終電があるといい早々に帰っていった。僕はもっと話とけばよかったと少し後悔し、氷が溶けて薄くなったチャイナブルーを一気に飲み干した。
今日はここまで
次回へと続く
ではまた
彼女大好きチャーリー部長より