独立書店ラッシュとクロスする出版流通崩壊〜その1.独立書店。
本と街の本屋が滅びゆく日々が続いておよそ20年。
古書・新刊など個人が思うがままに扱う独立書店が、全国のあちこちで開業ラッシュに湧いている。今の独立書店の出店ラッシュは失われた大地というか、更地になった紙の本の再生地域である。
東京人12月号では「本屋は挑戦する」と銘打って独立書店特集を組んでいるし、SAVVY12月号でも同様だ。
日本だけではなく、台湾・香港、韓国でもこの現象が起きている。
ITの時代が当たり前になって久しい。にもかかわらず紙の本の居場所は数多く存在する。