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歯列矯正 大人の矯正
髑髏とか苦手な方申し訳ございません。これは矯正前の私のレントゲンです。
歯列矯正をしたいと思いながら悩んでいる方や、始めたばかりで不安な方。
私の経験が少しでも参考になれば幸いです。
🌸具体的な治療に関してはこちら(治療編)もご覧ください。
矯正の相談にいくまで
私はずっと歯並びがガチャガチャで、ゴボ口で、写真に映る口元が嫌で仕方ありませんでした。
また、顎関節症もあって、ゴキン!と音が鳴るのに伴って痛みもありました。
家族は、八重歯がかわいいからと私のあごや歯を気にすることがありませんでしたし、私自身も、治療が大変そう&仕事に支障をきたすのではないかという不安、また、費用の莫大さから、相談に行くことができずにいました。
しかし、長く勤務した先が畳まれた時に、退職金をもらって転職活動をはじめ、お金と時間ができたので、一度相談に行ってみようと重い腰を起こし、歯科を探すことにしました。
診断後、選んだのは矯正専門歯科
私が初めて歯列矯正の相談に行ったのは、虫歯治療を行う歯科ではなく歯列矯正の認定医がいる、矯正専門歯科(歯列矯正しかしない歯科)でした。
私が矯正に踏み切った理由、歯科を決めた理由は以下の4つです。
1、矯正認定医、矯正専門歯科という安心感。
(もし自分が矯正を行う医師の立場であれば認定医を取らずにやることはないと思った。)
2、複数の検査で矯正の”必要性”を痛感させてくれたこと。
3、表面的な歯列だけではなく、あごの治療から提案してくれたこと。
4、必要性が低いと思われる親知らずの抜歯はやらなくてもよいと言ってくれたこと。
一番の決め手は、2の、矯正の”必要性”を痛感させてくれたことでした。
虫歯治療を受けた歯科で矯正を勧められたときは、「八重歯が可愛いといわれるのは日本だけですから」という言葉しかなく、また、虫歯の治療でも口の中をケガすることが何回かあって技術に不信感があったので断りました。
歯列矯正前の検査と、矯正の必要性
初回の相談時に検査を行うわけではなく、
先生が歯や噛み合わせ、あご、首の状態を直接見てくれて、「検査をしたい」と思ったら別日に検査の予約をします。
矯正前の検査は、
レントゲン、噛み合わせの検査、触診などです。
わかったことは、
1,あごが脱臼していること
2,噛み合わせが二つあること
3,右頬と胸鎖乳突筋という首の筋肉を酷使しすぎて腫れていること
4,噛む力が75歳(85歳だったかな?)と比較して半分しかないほど、噛み合わせが壊滅的であること
5,想像以上に出っ歯だった!
6、おそらく4本抜歯が必要。子供の時なら抜歯しなくても矯正できた。
などでした。
あごが脱臼しているのは、出っ歯に合わせてあごを前にスライドさせるためで、顎関節症のゴキンゴキンの原因となっており、レントゲンで、骨がすり減っていることも確認できました。これには焦りました。
噛み合わせが悪いことから来ていた歯ぎしりによっても、頬や首の筋肉に悪影響があり、「ここ痛いやろ」と先生に軽く胸鎖乳突筋をおされただけで、ギャフン!と叫びたくなるような激痛が走りました。
歯ぎしり以外では、日常的な食いしばりがあることにも気づけました。
上下の歯は、食事をするとき以外は離れているのが普通だ、と聞いたときは驚愕でした。私は油断すると口が開いてしまうのを気にして、食いしばるのが子供のころからくせになっていましたから、上下の歯はくっついているのが当たり前だと思っていました。この癖は「TCH」といって、常に歯や歯根に圧がかかって、歯が折れる原因になったり、肩こりの原因にもなるため、もし「気づいたら自分は上下の歯が当たってる」と思う人は、ぜひ一度調べてみて下さい。
脳は、正しいかみ合わせではなく、無理やりでも上下がかみ合う形で安心するために、「本来のあごの位置」とずれた位置で長年過ごしていたこともわかりました。
このまま放置してたら、あごの骨がもっと削れて歯もボロボロになってたかと思うと、20代後半とはいえあのタイミングで検査に踏み切れていて本当によかったなと思います。
噛み合わせの検査では、嚙んだ時に歯が当たる位置を点で示してくれます。
歯の並びに合わせて並ぶはずの点が、私は右の図のようにほぼ無い状態でした。
このような自分では気づかなかった惨状を客観的に知る事で、矯正に踏み切ることが出来ました。
検査費用と具体的な治療
検査費用は、7万円ほどでした。
私の場合、検査がすぐに矯正が始まったわけではなく、顎のズレを治療するために、別の歯科を紹介してもらい、3ヶ月顎の治療をしてからだったのですが、治療について具体的なことは後日書きたいと思います。
長々とお付き合い頂きありがとうございます。
🌸続きはこちら(治療編)