いいからAoooを聴いてくれ!
モンスターバンドのメジャーデビューがキタ―――(゚∀゚)―――― !!
界隈では間違いなく話題沸騰となっていた怪物ルーキーバンドのAoooがついに来月メジャーデビューとなりました。
個人的にはこの1stアルバム、1st東名阪ツアーともに聴き逃す手はないと思っていて、その理由は何と言っても「お気に入りばかりを詰め込んだオモチャ箱」のようなスタープレイヤーばかりのメンバー構成とそこからなる楽曲のクオリティの高さなのですが、Aoooを知らない方のためにまずはメンバー紹介から入りたいと思います。
vocal.石野理子(ex.赤い公園、アイドルルネッサンス)
所謂「アイドル出身」的紹介のされ方をしていた赤い公園加入当時が遥か昔、津野米咲、藤本ひかり、歌川菜穂の元でロックボーカリストとしての才能を爆発させた石野理子が全曲のボーカル、一部楽曲の作詞を担当しております。
彼女が作詞を担当した曲がこちら。
「カワチイネ」などと言ってしまい申し訳ございません。何このカッコよさは?
曲先の作詞だとすればサウンドとの兼ね合いがあったのかもしれませんが、こういう抽象的かつ難解、加えて「Do you kill me?」「異端者」「鋭い刃」などのドキッとさせられるワードセンスというのはどうしても4年前惜しくも亡くなったあの方のイズムを感じざるを得ません。
石野作詞の更なるリリースに期待です。
guitar.すりぃ
自身の活動では作詞作曲に加えてギターボーカルとマルチに活躍中のすりぃがAoooではボーカルを石野理子に任せて自身は「ギターヒーロー」に専念(と勝手に僕は思っている)。
当然作詞、作曲力は疑う余地なし!知らない方向けに説明するとテレキャスタービーボーイもエゴロックもこの人!うる星やつらのアイワナムチューもAdoのレディメイドもこの人!すごすぎで草
現在発表されている楽曲内で、作詞作曲を担当されているのがこちら。
諸行無常感ある歌詞と、激情のギターソロが白眉の名曲です。ギターソロと言えば数ヶ月前に新宿loftのライブで聞いた「水中少女」という曲がメチャクチャ良くて今でも忘れられないんですが、10/16発売のアルバムにもきっちり収録予定なので要チェック!
bass.やまもとひかる
ファンから「団長」と呼ばれている彼女ですが、これはあくまでAoooのリーダー的な意味で呼ばれているのではなく、ファンクラブ名の「やまひかデコ団」から由来していることを捕捉しておきます(ですよね?もし違う由来であれば識者の方からの訂正を募集します)。
彼女も「YOASOBI」「ももクロ」といった覇王色の覇気持ちユニット、グループのサポートを長年担当している猛者です。マジでこのバンドこういう人しかおらんな
石野理子作詞、やまもとひかる作曲の楽曲がこちら。
※ちなみにこの2人、Aooo女子組的なところもあって結構仲が良いらしい。しょっちゅう食事に行っている
本楽曲もそうですが、Aoooの楽曲は基本的にベースがエグい。
テクい、それでいてパワフルな出音とルックスのギャップにKOされたファンが多いようで、現場では彼女のファンが1番多い気がします。
drum.ツミキ
Aoooサウンドの屋台骨を支えるこのお方。この紹介の仕方はもういいよと思われるかもしれませんが、「フォニイ」「トウキョウ・シャンディ・ランデヴ」の人と説明すれば多くの方はピンと来ていただけるでしょうか。
活動名の由来が椎名林檎の「積木遊び」である(本当か?)という時点で個人的にはシンパシー感じまくりなのですが、その椎名林檎よろしく太宰治へのオマージュを込めた楽曲がこちら。
「彼みたいに心中をミスるとかね」の「彼」が太宰であることは疑う余地がないでしょうし、「パン屋尾を襲う」は村上春樹かな?とか、「爆ぜる檸檬」は梶井基次郎かな?(個人的に檸檬と聞くと高村光太郎なのですが、本屋を呪うなら梶井でしょう)とか、色々考察の余地があるこの楽曲。
演奏自体も東京事変や、それこそ赤い公園の「108」「AUN」あたりを彷彿とさせるようなバカテク系で、個人的には現在発表されている楽曲の中では1番これが好きです。
ちなみに、メンバーにこの曲のデモを聴いてもらった際には(おそらくあまりの難易度に)悲鳴があがったようで、同じく関西出身の盟友であるすりぃから「この曲はやめとこうや」的なジョークが出たというエピソードが配信で披露されていました。笑
やめるのやめてくれてよかった…
いかがだったでしょうか?
この記事を読んで1人でもAoooに興味を持ってくれる人が増えたら幸いです。
現在先行配信中の5曲は「サラダボウル」を除いて会場限定販売だったデモ版に収録されていたものなのですが、演奏、ミックスともに明らかにブラッシュアップされていて仰天しました。この半年〜一年で何があった?!
上記4曲はスタジオライブ音源なのですが、12月からのライブでもさらにパワーアップしたサウンドが聴けること間違いなしでしょう。
ちなみに昨日渋谷でライブがあったんですが、僕はそのチケット手に入りませんでした(爆死)
ファンが増えれば増えるほど次のライブのチケットが手に入りづらくなるという発想もあったので、ここまで書いておきながらこの記事はお蔵入りにしようかという葛藤もあったのですが、やはりこのモンスターバンドの素晴らしさを皆さんと共有したいという思いが勝ったため公開することにします。
みなさんもぜひ10/16発売のアルバムを買って、東名阪ツアーに行きましょう。
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