疲れたら、自分を癒しにいこう。

前書き---------------------

占い師とははとても不思議な存在だ。

世間に対する彼らへの目線は、時に「洗脳詐欺師」となったり「吉本興業所属占いエンターテイナー」となったりする。

一番古い占いはなんだったのだろう?と思い、ネット上で、「占い 歴史 最古」「占い師 最古」などと聞いてみたが、私にはしっくりくるものはあまりなかった。

ざっと、記憶に残ったものを書き出してみる。

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◼️世界最古の占いは、シュメール人による星占い

◼️日本において---
古来の神様が、子供を授かった。

夫は「それは本当に俺の子供か?」と妻に聞いた。

妻は「それでは、出産の時に、家屋を焼きながら出産しましょう。うまく産まれれば、あなたの子、そうでなければ、別の子です」と答えた。

結果、無事に三つ子が生まれた(←占いなのか?)

◼️占いは時に政治にも影響を与えた。

日本では卑弥呼の時代や安倍晴明が有名である。

海外では、ナポレオンも重大な決断をする際には、『占いの書』と呼ばれるエジプトの古書をもとに運勢を見たという。

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どうやら、人が誕生し、悩み、答えのないことに方向性を見つける為に、占いは歴史上、常に存在したらしい。

『一生に1度は、運勢学師に見てもらってもいいんじゃない?vol.2』で書いた元保険販売員から転身した占い師が言った「歴史上、占いがなくなったことはないから、私は占い師に成ろうと思ったの」の発言は本当だったのだ。

前書き終了----------------------
今回は、その元保険販売員の占い師に
「あなたは水と相性がいい。九頭龍神社に行ってみなさい」
と言われたことがきっかけで、ちょっとした気分転換も兼ねて行ってみることにした話だ。

「九頭龍神社」を知らなかった私は、ネットの情報を便りに、できるだけコストパフォーマンスの高い行き方(ようは、安いけど疲れない方法)を探してみた。

神社に訪れるには、午前中が良い。澄みきった空気が好きだからだ。

早起きが苦手な私は、ネットを探し、箱根の強羅駅にある「hakone tent」というバックパッカーの宿にまず泊まり、早朝行動で現地で情報を得つつ九頭龍神社を目指した。

九頭龍神社は、実は二つある。
一つは箱根神社の隣にある、九頭龍神社新宮。
もう一つは、そこから徒歩30分ほど芦ノ湖沿いに北に歩いた「九頭龍神社本宮」である。

歴史的には、もちろん、本宮が古い。

私はまず本宮に行きたかったが、この暑さの中、徒歩30分は命に関わるし、そもそも30分も歩きたくなかった。

結論から言うと、強羅駅からバスで恩賜箱根公園まで行き、そこで電動自転車を借りて向かった。

漕ぐこと約15分、九頭龍神社本宮入口についた。

どうやら、ここが入口で、受付で500円を払わないと行けないらしい。

500円を払い、神社へ向かった。
ちなみに、入り口のすぐ近くに白龍神社という小さな神社があった。

入り口から、本宮までは、歩いて10分ほどだった。

その散歩道は、とても心地よかった。
小鳥が鳴き、木々が風になびき、湖からせせらぎが聞こえてきた。

心が澄み渡る感覚だった。

歩いていく途中、湖から大きなさざ波が起った。

そしてついに、強羅駅から約二時間かけ、九頭龍神社本宮に到着した。

お参りをして、後ろを振り返ると、湖の中に鳥居があった。

周囲を見渡すと、ちょうど良い角度で鳥居の写真を撮ることができた。

綺麗だ。

心からリラックスしている自分がいた。 

人生で一番心が洗われる神社でした。九頭龍神社本宮、オススメです!

余談-----------------------
湖の中に不思議な白いものを見つけた。

これがなんなのか、私にはわからないが、防水ではない私のスマホはこの撮影により、しばし動作がおかしくなった。

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◇後記◇

九頭龍信仰 ※参照wikipedia

九頭龍神社(本宮)の縁起は箱根神社と同じ天平宝字元年(757年)。

箱根神社を開いた万巻上人が、芦ノ湖の龍が暴れているのを調伏し、守護神として祀ったとされる神社である。

芦ノ湖がまだ万字ヶ池と呼ばれていた奈良時代前、箱根の村には、毎年若い娘を選んで芦ノ湖に棲む毒龍に人身御供として差し出すという習慣があった。

箱根山で修行中の万巻上人が、このことを知ると、法力で毒龍を改心させて村人たちを救うと決意した。

万巻上人は湖畔で経文を唱え毒龍に対して人身御供を止めるように懇々と仏法を説いた。

ついに毒龍は宝珠・錫杖・水瓶を携えた姿で湖から出現すると、過去の行いを詫びた。

万巻上人はそれでも鉄鎖の法を修し、龍を湖底の「逆さ杉」に縛り付け、仏法を説き続けた。

龍は、もう悪事はせず、地域一帯の守り神になる旨を約束をする。

万巻上人は龍の約束が堅いことを知り、九頭龍大明神としてこの地に奉ることにした。

その満願の日とは6月14日(旧暦)。そのため九頭龍神社(本宮)の祭りは、毎年6月13日が例大祭、毎月の13日が月次祭である。

毎年7月31日には「湖水祭」も行われている。また、箱根神社の境内にある九頭龍神社新宮の月次祭は、毎月15日に行われている。

箱根の九頭龍大明神は水神であるとともに、商売繁盛や、縁結びの御利益があるとされている。

今でも芦ノ湖の湖水祭では、人身御供に代えて赤飯を湖に捧げている。

赤飯の入ったお櫃を御供船に載せ、逆さ杉のところで湖底に沈めるのである。
このお櫃が浮かび上がってくると、龍神が人身御供を受け入れなかったとされ、災いが起きると言われている。

なお、箱根神社の境内にある九頭龍神社新宮の隣には「安産杉」がある。

箱根の九頭竜はこのため安産の神としても有名になった。

鎌倉時代に、源頼朝が箱根神社に安産の祈願をしたところ、3代将軍源実朝が無事誕生したとされ、以後、安産の祈願を箱根神社に行う風習が広まったとされる。
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私が見たのは、水瓶またはお櫃だったのだろうか。考えすぎかな。

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