あなたは答えることが出来ますか? 「どうして日本円(壱万円札)には価値があるの?」
※昔の私みたく 今この瞬間 お金という漠然とした存在について
何かしらモヤっとしたものを抱えている人にとって それを考えるきっかけの一助となれば幸いです
では
本題へ
冒頭のタイトル…
この哲学的な質問に対する答えとして 例えばこういう考え方がある
答え
「日本円で納税義務があるから」
日本の場合
税金は日本円で納めるルール
「ルールを守る」
一国の総理をはじめ
現在政権を担っている与党である自民党の政治家の皆さんが
声高に叫んでるのだから やはりルールは守らなければならない(のだろう)
国民にとって納税はルール
それを守らないと政府から罰則を喰らってしまう
だから
納税の為に日本人は日本円が必要だし
その結果として日本円を好きになる
そして
気付かぬうちに日本円の虜になっていく
人それぞれ稼ぐ手段は様々だけど
とにかく働くなり何なりして稼ぎ
最終的に日本円で税金を納めなければならない
今この瞬間を生きている日本人にとって
それは至極当然 当たり前だと考えている
でも
1873年以前はそんなルールではなかった
お役人へお米を納めることが義務だった それが年貢
その後
お役人へ納めるルールが変更になった
これからは
「お米」ではなく「お金」で納めるように と
これが
中学高校で習った「地租改正」
この瞬間から
日本人はお金(日本円)という存在を決して無視出来なくなってしまった
なぜか?
これまでは
農民なら農業をしてお米を作りそれをお役人へ納めていればよかった
けど
政府が行った納税のルール変更(地租改正)により
お米を売り日本円を手に入れて
そこから
日本円で決められた額の税を納める必要に迫られたから
お米からお金へ
政府によるこの納税ルールの変更
この地租改正により
当時の人たちにとっては
日本円という得体のしれないものが急に価値を持つ様になってしまった
では
ここで冒頭の質問に戻るとする
改めて
考えてみて欲しい
あなたは答えることが出来ますか?
「どうして日本円(壱万円札)には価値があるの?」
ここで
かの有名な三段論法を用いてこの謎を紐解いてみようと思う
大前提
人間は必ず死ぬ
中前提
ソクラテスは人間である
小前提
ソクラテスは必ず死ぬ
では
次の質問に対し三段論法を用いて証明せよ
「どうして日本円(壱万円札)には価値があるのか?」
※私愛用のAIに作成してもらったので下へ順に垂れ流しておく
繰り返しておくね
「どうして日本円(壱万円札)には価値があるのか?」
大前提
政府発行通貨には法的に価値がある
中前提
日本円(壱万円札)は政府発行通貨である
小前提
日本円(壱万円札)には法的に価値がある
お気づきだろうか?
そうなのだ
この法的に価値があるという言葉
これこそがポイントであり
新たな納税制度 1873年の地租改正へ辿り着く
毎年
税金を日本円で納める必要に迫られる
だから
日本人は日本円を欲しがる
例えば
アマゾンの奥地へ旅行へ行き 道中で喉が渇いたからとそこに住んでいる原住民に壱万円の札束を見せても決して飲み水は出てこない
なぜか?
それは原住民たちは税を日本円で納める必要がないから
つまり
彼らにとって壱万円の札束は 尻を拭いたり火を起こしたりする時に使われる紙屑と同じ程度の価値しかない
極端な例だけどこれは真理
1873年の地租改正以降
日本人は自然と
このお金というものに対して違和感なく接する様になっていった
そして
時間経過と共にお金には価値がある 既知の事実として人々の間で醸成されていった
だから
今を生きる私たちは
このお金と言うものに対して何も疑問に思うことはない
「どうしてお金に価値があるのか?」
この問いに対して
上記の三段論法の様に
論理的に答えられる人はほとんどいないと思っている
大抵の人はこう答えるに違いない
「どうしてかって? そんなこと考えたこともないよ」
「えぇ そんなこと言われても みんな使ってるからねぇ…」
きっと
この程度だと思っている
けど
それは人々が信頼しているから お金には価値があると皆が信用しているから
詰まるところ
国民の皆さんがお金を信用
→それを発行する政府を信用
→最終的に先ほどの大前提「政府発行通貨には法的に価値がある」へ行き着く
けど
今 皆さん
あれ?って思わなかったかな
現在
この大前提の部分が揺らいできてるんだよ
・政府(政治家)の腐敗
→国民の政治不信
・紙幣の無限印刷
→インフレ(=通貨安≠物価高)
・価値の保存が困難
→インフレ(=通貨安)による貯金からのサイレント税の搾取
そもそも
お金には3つの役割がある
・価値の尺度
→価格の高低差で表現
・価値の交換
→お金とモノやサービスの交換
・価値の保存
→政府が行う無責任な紙幣印刷が引き起こすインフレ(=通貨安)によりこれが崩れている現実
現在
お金の役割のこの3番目が崩れかけている
私たち国民にとって
ある意味で最も大切な価値の保存が困難になっている現実
もう
お気づきかもしれない
今回
私が書いてるこの記事
勘の鋭い読者の皆さんは
薄々この話の続きが想像出来たかもしれない
そう
「現在私たちが日々使っているお金の将来」の話である
建前上
今のお金(紙幣)とは政府の信頼に裏付けられた不換紙幣である
不換紙幣だけあって
現在使用されている各国の法定通貨は
政府の裁量で無限に増刷され続けている
その為
年々お金の価値は希釈されてしまう
いつの世も貯金で持つのが一番の悪手であることは
下記の文献の通り歴史が証明している
そして
残念なことに
歴史を遡ると例外なしにどこの国の通貨も崩壊の繰り返し
主な崩壊理由は以下の3つ
・政治(政治家)の失墜
・ハイパーインフレ(紙幣の刷り過ぎ)
・経済破綻や戦争など
もちろん
今のお金がこの先どうなるのか? この時点で正解は誰にも分からない
でも
世の中の人たちはいつまでも今のお金のシステムが続くと思っているのだろうか!?
興味深いことに…
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