20年映像ソフト市場から学ぶライバルが多い中で勝つ方法
こんにちは。鈴木貴之です。
昔は世の中のあちらこちらにレンタルビデオ屋さんがありました。
それこそ小さい町にも複数店舗があるのが普通で、そこでビデオを借りて家でまとめて観るなどしていました。
高校生の時にはスパロボ大戦にはまり、昆虫型のロボットであるオーラバトラーに美を感じ、聖戦士ダンバインをバイト代を使ってまとめ借りしてみたものです。
そしてさらに小説があることを知り、なんと学校の図書館にあったのでそれを借りて読んだりして・・・
まあ、そんな青春時代の話はともかくとして・・・
当時は隆盛を誇ったレンタルビデオ屋も、時代の流れに伴いだんだん数が減っていきました。小さなレンタルビデオ屋はもう見かけることすら難しいのが現状です。
その代わり台頭してきたのが、NetflixやAmazonなどの定額で見放題のサービス。
下記の表を見てもらうと分かりますが、レンタルの市場は縮小の一歩をたどり、特に定額見放題のサービスが生まれてから大きく凋落しています。
※ 参照:https://av.watch.impress.co.jp/docs/news/1323762.html
レンタルビデオ屋とNetflixは街のお店とIT企業という形で全く違う事業に見えますが、その本質は一緒です。
「お家で見たい動画を楽しむ」
という点に関しては全く変わりがありません。
でも、片方は凋落し、片方は隆盛している。
この違いは何でしょうか?
それはもちろん価格の違いもあるでしょう。
レンタルビデオ屋は一本いくらですが、Netflixは月額定額で見放題。
でもそれだけではありません。
レンタルビデオ屋でビデオを借りようと思うと、家を出て、そこまで行き、棚から選び、それをレジまで持っていき、コミュニケーションをして、お金を払い、持ち帰り、ビデオデッキに入れて、観て、観終わったらレンタル期限以内に返す。
ということをやらないといけません。
Netflixだとどうでしょうか?
一度会員登録しておけば、スマホを立ち上げ、指先ひとつで選び、すぐに見ることができます。おまけに返す手間が一切なし。
これ、勝てませんね。
IT化することができるモノを売っている場合、IT化された瞬間から市場が縮小していきますので要注意です。
ただ、ここから学べることがあります。
それは、
人は楽をしたい生き物
だということ。
だから、もしあなたが何かの商品やサービスを販売しているとしたら、他の競合と比べて「より楽に得たいものが手に入る」ことを伝えられないかと考えてみてください。
それをうまく伝えることができれば、あなたの商品やサービスを変えることなく売上を伸ばすことができるかもしれません。
重要なのは、「自分の商品をどう売るか?」ではなく、「消費者のどんな悩みを自分の商品が解決できるか?」と考えること。
それができれば新しい市場が見つかり、そこで新しい顧客を見つけていくことができるでしょう。それが売上アップにつながっていきます。
これは商品・サービス自体を変えなくても可能です。
同じものでも、売り方、見せ方を変えると売れるようになる。
これは私が多くのクライアントさんを通して実感していることです。
ぜひ、どうすればいいのか考えてみてくださいね。
もし一人で考えるのが難しいという場合はこちらの勉強会にご参加ください。
https://concept.hp.peraichi.com/