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BTCコミュニティのメンバー:大阪大学理学部→経営学と領域横断された八木さんにインタビューさせていただきました!「自分が天才になったノウハウを誰でもできるように」

今回はBTCコミュニティのメンバーの八木宏瞭さんのインタビュー企画です!

そもそもBTCコミュニティとは何か?

本題に入る前に、そもそもBTCコミュニティとは何か?まだ知らない人に向けて説明しましょう。知っている人は読み飛ばしてくださいね!
BTCコミュニティでは、「ビジネス×テクノロジー×クリエイティブ」の領域をそれぞれ横断して活躍できるBTC人材同士が繋がることで、イノベーションやスタートアップのきっかけを提供しています。


このコミュニティでは、「BTC人材を目指すことで自分の新たな可能性や選択肢に気づき、社会に出てから活躍する人が増える」ことを目指します。
では本題に移ります。まず八木さんの自己紹介をお願いします。


―はじめまして。阪大理学部数学科を出て今は経済学研究科経営学系専攻に在籍している八木宏瞭です。理学部数学科のときは微分方程式を、経済学研究科経営学系専攻では数理マーケターを目指してマーケティングサイエンスを専攻しています。

BTCコミュニティに入ったきっかけを教えてください。

―Web3.0について学びたかったのがきっかけでイケハヤさんのNFTのVoicyを聞いていたんです。どこかの団体にに所属したいなと思ってTwitter調べていると、阪大のBTCコミュニティがヒットしました。他の団体だとNFTを創れる人はもうすでに創ってしまっていたんですよ。僕はNFTを創る過程について知りたかったので、BTCコミュニティを選びました。

将来実現したいことはありますか?

―短期的なこれから10年のビジョンとしては、Web3.0の業界に入って新規事業の立ち上げをするとき最速で回せるプロジェクトマネージャーになりたいです。そのために必要なリソースを集めているのが現状です。具体例を挙げると、まずは経営戦略を分かっていないといけません。次にプロダクトやシステムを作る過程を理解しておく必要があります。プロジェクトを機能させるには、ユーザーにとってどういう体験を作るか?といったカスタマージャーニーが分かっていないと上手く回すことができません。また、経営戦略を立てるにはビジョンを立てないといけません。そのためには起業家精神(serial entrepreneur)の精神も大切だと思っています。

BTCコミュニティのその先にある10年後のビジョン

その先の10年のビジョンも伺ってもよろしいでしょうか?

先ほど述べたような考え方を多くの人に広めたいです。僕には数学というバッググラウンドがあるので「数理モデルで表すことができれば誰でもできるじゃん!」と思いました。いわゆる天才たちの考え方を一般の人たちに広めたいと考えます。数理モデルを使って、だれでも天才になれるプロセスを作り上げることが目標です。30年かけて自分が天才になった後は、天才の育成に力を入れたいです。自分が天才になったノウハウを誰でもできるように営業していきたいです。今で言うGifted教育に近いです。

高校生のときはどんな感じでしたか?

―数学のことしか頭にありませんでした(笑)

「Scienceを全て理解したい」というモチベーションで阪大に


 大学に入った当初はどんなお考えでしたか?

「Scienceを全て理解しておきたい」というモチベーションで阪大に入り、5年で目標が変わったので、先ほどの目標も状況によって変わるかもしれません。

大学当初の目標から今の目標に変わったのは、何がきっかけだったのでしょうか?


 ―1年生のときに理学部の必修科目を受け、2年生の選考科目の授業になったときに「Scienceを全て理解したい」と思いました。もちろん化学科と生物学科の授業を同時に履修していて理科の教師としての資格を得ました。学部3年生までのモチベーションとしては「科学を全て理解することによって数学を発展させたい」と思っていました。そのときに数学だけじゃなくて化学のオナーセミナーをやっていて「僕は科学ではないな」ということに気がついたんです。「授業を受けて僕は生物ではない」というのは確信していたので、夏に岐阜県で核融合の研究に参加したんです。

そのときに「僕は物理でもない」と思いました。そこで群馬の高槻市にある生物(遺伝子系の研究)のプログラムに2週間ほど参加したときに「僕は生物でも物理でもない」と思いました。そこで「数学なのかな?」と思ってオナーセミナーを受けていましたが、「こりゃ数学でもないな」と。結局のところ「Scienceを理解したい」というのは僕の将来的な目標ではあるものの、最優先事項ではないということに気がつきました。

BTCコミュニティのメンバー渡部さん

なるほど、やりたいことの順序の話は以前渡部さんが話していましたね。(人間を不老不死にする研究をされている工学部4回生の渡部さんのインタビュー記事が気になる方はこちら!【新企画】BTCコミュニティのメンバー:渡部泰生さん(大阪大学工学部4回生)にインタビューしました!「コンフォートゾーンから抜け出すきっかけになった」|BTCコミュニティ|note

何がきっかけで経営に興味を持つようになったのですか?

―3年生ときアルバイトをしていてオーナーさんとの距離が近いフランチャイズ店だったので、どうやって運営するのかについて僕も意見を言う機会があったときに「経営は面白い」と感じました。そのときに経営学に興味を持ちました。阪大の経営学のテストである数学2科目(最適化・統計)を受けて今経済学部の経営の道に進みました。

上流から下流までをデータを活用できる

ただしそれだけだと今まで学んできたData scienceが活かされないので、数学と経営を活かせる仕事について調べていると、クオンツとアクチュアリーはData scienceのお仕事が良さそうだということを知りました。データサイエンス系といえば、阪大では基礎工が強いんですよね。阪大のMMDSの中のDuexというところがData scienceに強いです。そこで僕の内定先の人が公演をされていて、僕はData science を研究よりも企業のほうに落とし込むほうが向いていると思ったんです。現段階ではData scientistはデータを分析して意見を言うだけなんですよね。Data science の気に入った点は経営の上から下まで扱えるところだと思っています。経営の上流から下流までをデータを活用できるところで働きたいと思い、内定先を決めました。

BTCコミュニティに入った目的はプロダクトマネージャーとしての最新の情報のキャッチアップ

BTCコミュニティに入った目的は何ですか?

―最初の目的はWeb3.0のための情報収集です。最初に長澤さんと面談したときに「本当に勉強熱心なプロダクトマネージャーを目指している人が近くにいるんだ」と嬉しくなりました。Web3.0は諦めてでも、ビジネスのところの条件をクリアしていたので所属したいと思いました。プロダクトマネージャーはクリエイティブな仕事なので、最新の情報をキャッチアップしながらBTCコミュニティに所属して勉強して行きたいです。僕はData scientistとしての地位を確立して次に調べるのがUX designです。僕の内定先はSIerが強いので、開発までしっかり理解しておく必要があります。今マーケティング経営戦略について学んでいるので、ビジネスの路線から攻めていきたいですね。また、デザイナーと話せるだけの知識を身につけることを目指しています。

八木さんはどういったプロダクトを作りたいですか?

―無いですね。僕はプロダクトを生み出すのが専門ではなく、「良いな」と思ったら共感して高速で実現化したいです。

先ほど「Web3.0の業界に入って新規事業の立ち上げをするとき最速で回せるプロジェクトマネージャーになりたい」と仰っていましたものね。BTCコミュニティではどんな気付きがありましたか?

―BTCコミュニティのMさんとお話する機会があって法律って大事だなと思いました。コミュニティを自分たちで作るときに秘密保持の契約みたいなものを意識しはじめるきっかけになりましたね。自分が持っていなかった見方を学ぶことができたのが良かったところです。

色んな畑の人(デザイン、法律、言語、宇宙)がいるところがうちのコミュニティの強みなので、そう仰ってくださって嬉しいです。

問題と言うのは「1つの分野で完結するものではない」と感じた

サイエンスや数学に興味を持ちはじめたきっかけについて教えてください。

―NHKの『白熱教師』という番組があって「フェルマーの最終定理」の特集が組まれていたんです。そこで話していたエドワード・フランケル教授で
が、問題を解くために代数的な方法じゃなくて、幾何から攻めたり解析から攻めたり、色んな方法で「フェルマーの最終定理」にアプローチされていました。

参照:
https://youtu.be/Wbjp1RiF9vU

そのときに「1つの分野だけじゃだめだな」と気が付きました。別の分野のこともしっておく必要があるなと思ったんです。問題と言うのは「1つの分野で完結するものではない」と感じたので、科学や物理といった別の分野からの見方の必要性を感じてScienceを学ぼうと思うようになって、学科を飛び越えることができる学校を探したんです。

「1つの分野だけで完結しない」というのはまさにイノベーションを起こす考え方ですよね。1つの枠組みに囚われない越境的な人材がBTC人材です。

最後に

 では最後の質問です。どういう人にBTCコミュニティに来てほしいですか?

―やりたいことがなくても構わないので、何かしら熱心に取り組んでいることがある人に来てほしいです。その人が一生懸命取り組んでいたら、必死こいて考えているはずなんですよ。僕は今まで思考力を鍛える訓練をしてきました。僕が何か話したときにパッと反論が来ない人は、必死こいて考えてないんですよ。少なくとも必死こいて考えていることが最低ラインです。全力で取り組んでいることがある人に来てほしいです。

浅く広くよりも、何かに熱中している専門性の高い人が集まることで新結合が生まれますよね。八木さん、今回は貴重なお話ありがとうございました!参照:

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イノベーションを起こす人材=BTC人材を目指すコミュニティ作ってます|ゆうち|note

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