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【完全解説|3パターン】新入生向け大学の過ごし方

はじめに

新入生の中で有意義な大学生活を過ごしたいと考えている方はいるだろう。そういう方に向けて、いくつかのパターンに分けて紹介していく。
かなり偏っているかもしれない。参考になる部分だけを参考にしてもらうのがいいだろう。


1.就活ガチ勢になる

将来的な仕事に対するこだわりが現時点でないという方は、確実に就活をすることになるだろう。そして、就活はどんどん早期化している。

就活自体は学部3年生から始まることが多いが、それ以前から就活を見越して活動している人も多いだろう。

就活は準備がすべてだと感じる(筆者談)ので、この動きが可能かついいところに就職したいと考えている学生は、就活を見越した動きは早いうちから始めちゃおう。

具体的には、Webテスト対策・面接対策・自己分析が主な動きになるだろう。加えて、ガクチカ(大学時代に力を入れて頑張ったことの略)も必ず聞かれることになる。そのため、学部生のうちに、なにか力を入れて取り組めることを見つけておくのがいいだろう。なんでもいいので、目的をもって取り組み、どういう結果になったのかを話せるようにする活動が必要だ。バイトやサークル・学生団体の運営、プログラミング、なんでもいい。

スケジュール感しては、学部1~2年生のうちは遊んだり、ガクチカをつくる。学部2年生の終盤から3年生にかけて、自己分析などを始めていくのがいいだろう。詳しいことは就活サイトに書いてるのでそちらを参照されたい。

とにかく就活ガチ勢になることは多くの人におすすめの選択肢だ。特に外資コンサルや総合商社などのトップ企業をすこしでも考えてる人は、早いうちから行動するのをおすすめする。


2.起業したい勢

学生のうちに起業してみたいと考えている学生もいるのではないだろうか?まだまだマイナーではあるが、盛り上がりは見せているように感じる。

すでにこういうことがしたい!と考えている人は、そのまま起業して欲しい。起業したいけど、何をすればいいのかわからない人はどうすればいいだろうか?

①社会にでるのをまつ
盛り上がりを見せているとはいえ、起業家の平均年齢は40代。社会に出ていない学生が社会の課題を見つけることは難しい。できたとしても、その多くは人材・メディアなどが多くなる。社会に出て就職してからでも遅くはない。

②スタートアップにインターンする
入り口は狭いが、スタートアップにインターンすることで起業家の考えることがダイレクトに見えるかもしれない。すると、事業を立ち上げる考え方などを実践しながら身につけることができるだろう。

インターン先の見つけ方はこちらが役にたつかもしれない。


3.自分がなにしたいかわからない勢

基本的にこの層の多くは就職することになると思うが、それでもどんな仕事をしたいのかわからない。特につけたいスキルがあるわけでもない。そんな人が多いのではないだろうか?そんな人は焦らずいろんなことに首をつっこむ4年間にしてみてほしい。

端的に言えば、「早くにキャリアを決めるべきではない」

もしかすると、早いうちにキャリアを決めて、それに向けた準備を決めてしまったほうがいいと思っている方も多いかもしれない。しかし、実際はそうではないことのほうが多いらしい。

逆に早くから準備したり、スキルを高めたほうがいいものはなんだろうか?それは将棋やチェス、テニス、ゴルフなどによく見られる。多くの将棋棋士やチェスプレイヤーは小学生のうちから遊んでいることが多い。このように早いうちから関わっていることが有利に働く場面も確かにある。しかし、これは「親切な環境」と呼ばれる場合にのみ適用される。

「親切な環境」とは、同じパターンが何度も現れ、とても正確なフィードバックがすぐに提供されるような環境のことを指す。

「RANGE(レンジ) 知識の「幅」が最強の武器になる」

ゴルフやチェスは、何度も同じ場面が現れ、欠点もすぐに見つかり修正ができる。こういった環境では、早くから環境に触れている人が優秀な結果を残しやすい。「1万時間の法則」は実は「親切な環境」に限った話なのである。

では、社会に出るとどうだろう?将棋の盤面のように同じ場面が何度も出てくるだろうか?適切なフィードバックがすぐに返ってくるだろうか?そんなことはないということは社会に出てなくてもなんとなくわかる。これを「意地悪な環境」という。

「意地悪な環境」は、ルールが不明瞭で、繰り返しパターンが現れることも少ない。フィードバックは遅くて不正確なことが多い。

「RANGE(レンジ) 知識の「幅」が最強の武器になる」

この「意地悪な環境」を「VUCA」と呼ぶこともある。

このような環境において、早期の専門特化はリスクが高い。なぜなら、「意地悪な環境」ではルールそのものが変わる可能性があるからだ。であれば、早いうちから専門特化するのではなく、知識や興味に幅をもたせながら過ごしていくことが肝要である。分野に幅を持たせていると他分野に活かすクリエイティビティが身につくという。

では、これらを何がしたいかわからない大学生に向けて筆者の言葉で書き換えるとこうなる。

「大学では、学部や専攻に縛られることなく、外部に飛び出していろんなコミュニティに所属する。そして、いろんなことに手を出してみよう。合わなければやめればいい。」

あえて特化しないこと、専門性を捨てること。それが将来のクリエイティビティに繋がり、成功につながる。


最後に

ここまで、3つのパターンに分けて新入生に向けて大学の過ごし方を解説してきた。すこしでも参考になればと思う。

特に3つ目のパターンはしっかりと解説したと思う。1つ目と2つ目はやるべきことが明確だから迷わないだろうが、3つ目は一番悩む人が多いかつ該当する人が最も多いと思ったからだ。

専門を絞らず幅広い分野に関わり続けることができるコミュニティを運営している。起業に興味がある人も大歓迎のコミュニティだ。

阪大生を中心とした30名規模の学生コミュニティである。週に一度、活動し勉強会や交流会を行っている。

所属している学生の中には、起業を目指す学生、デザインが得意な学生、研究者を目指す学生がおり、コミュニティとしての専門性を持たずに活動している。特にやりたいことないよって人こそ入会を検討してほしい。4月は説明会を実施するので、そこで丁寧に説明していく。


参考文献


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