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手作りの会:①「タイダイ染めでエコバッグ作り」をしよう
美術出版エデュケーショナルでは、「手作りの会」という社内ワークショップを不定期で開催しています。
社内で大好評のため、これから活動レポを公開していくこととなりました🙌
今回は10月に開催された「タイダイ染めキットでエコバックを染めよう」の様子をご紹介します!
手作りの会について
手作りの会は、弊社の社員である正村さんが企画・開催している取り組みです。正村さんにインタビューしました。
活動の始まり
以前、この会社の取り組みとして「アートで地域の輪をつなぐ」というワークショップ運営を行っていました。残念ながらその取り組みはいったんお休みとなったのですが、手作りをすることが好きなメンバーがいること、材料を扱っている会社ということから、「業務終了後に集まり取扱商品についての理解を深めつつ、作品づくりの楽しい時間を共有できたら」と社内でもワークショップを開催しようと考えたのが始まりです。
これまでの活動
扱う題材としては、当時新しく取り扱いが開始された「金継ぎ」をやってみたいと思いました。容量が多く個人で購入しにくいので、何人かで集まって作るのに向いていたこと、興味はあったのですが技法が分かりにくく、みんなで相談して作れたら心強いなと思ったからです。
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タイダイ染めを選んだ理由
金継ぎをやってみたら好評だったため何度か開催したのですが、金継ぎは割れたり欠けたりしたものを繋ぐものなので、その材料が無くなると作る機会が無くなってしまいました。それなら何か違うもので手作りの時間を共有したい、という声が集まり、皆さんに作ってみたいものを伺ったところ、一人でやるのはハードルが高めの「染色」ということになりました。学校でも染色のニーズはあるようで、営業活動にも何かしらの参考になるのではないかと考えています。
取り組みについて
私はお酒があまり得意ではないので、「お酒の席以外でも社内でコミュニケーションをとる場があればよいな」と思っていたのですが、この手作りの会では手を動かすことで自然と会話がはずみますし、一人だとなかなか気が乗らないけどやってみたい手作りを社内で集まり取り組めるのはありがたいなと思っています。元々うちのカタログ品は共同作業用のものが多いので、ワークショップにも適していますね。
今後の展望
新商品のシリコンプレート版画はやってみたいですね。1時間30分で片付けまでできるもの、やりたい人が何人かいるもの、どちらかというとテクニックは必要無くて、偶然性のあるようなものが良いのかな?と考えています。学校の評価となるとまた違うと思うのですが、みんな違ってみんなよいという感じで楽しく続けていきたいと思います。
タイダイ染めキットについて
タイダイ染めとは、「布生地を縛って(Tie)染める(Dye)」技法のこと。
染色前に布生地を折ったり縛ったりすることで、あらゆる模様を生み出すことができます。
定着時レンジを使用するため、別称「レンジ染め」とも呼ばれています。
今回は弊社で取り扱っている「タイダイ染めキット」と「コットンマルシェバッグ」を使用して、オリジナルのエコバッグを制作しました!
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タイダイ染めキット 全2種 | 美術出版エデュケーショナル | 図工・美術教育商材の卸・仕入れサイト
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コットンマルシェバッグ M 薄地 99-C | 美術出版エデュケーショナル | 図工・美術教育商材の卸・仕入れサイト
制作手順
①染色液をつくる
液体染料ベストカラー、低温染色助剤 ベストコールド10g(小さじ2)、60度のお湯100㎖をボトルに入れよく振ります。
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液体染色ベストカラーはイエロー、チェリーピンク、アクアマリンの3色。説明書にはイエローとチェリーピンクは5㎖、アクアマリンは25㎖とあるのですが、アクアマリンは濃く染まりやすいとのことで少な目に入れました。
今回は液体染料を混色し、青にベージュを入れくすんだ青緑を作ったり、チェリーピンクにイエローを入れてサーモンピンクを作ったりと様々な色を作ってみました。
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②エコバッグを水で濡らし、よく絞る
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③輪ゴムで縛り、染色液をかける
エコバッグを好きなように折ったり丸め、輪ゴムで縛り固定します。
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縛り方、選ぶ色にも個性が出ます👀
開くとどうなるのかワクワクしますね!
④30分置く
染色液を布に定着させるために30分置きます
⑤定着液を作りエコバッグにかける
ボトルに定着剤75㎖(小さじ1と1/2)と60度のお湯100㎖を入れ、よく振って溶かします。
これをエコバッグに振りかけます。
⑥ラップに包み、電子レンジで温める
500Wで2分温めます。電子レンジから取り出したら30分置きます。
⑦水をかける
色が混ざらないよう、最初は輪ゴムを付けたまま流水ですすぎ、表面の染料を落とします。
あまり色が出なくなったら輪ゴムを外して…
⑧完成!!
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今回は目分量で材料を入れたのですが、低温染色助剤が少なかったからなのか色が薄く、全体的に淡く可愛いらしい作品ができあがりました。
しかし、縛り方や色合いがそれぞれ異なり、使用するツールは一緒でも表出の仕方に個性が出る点がとても面白いです。
「この色味○○さんっぽい」、「こういう配色したり縛り方するんだ!」と勝手ながら皆さんの制作風景を観察するのが楽しく、一緒に制作する醍醐味だなと感じました。
染色の会は2回目であり、1回目は発色の良いビビッドな作品が出来上がりました。
どんな色味にしたいかで容量を調整しても良いですね。
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とても楽しいタイダイ染め体験でした✨
今後も開催次第レポを公開していきます!お楽しみに🙌