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網膜剥離闘病記

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僕が罹患した網膜剥離の発覚から入院、手術、その後についての闘病記です。多少グロテスクな内容も含まれております。
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#コラム

【第13話】網膜剥離闘病記 ~網膜剥離になりやすい人の特徴。手術は滅茶苦茶痛い!?~

眼内へのガス注入後のレーザー地獄え。。。レーザーってそんなに撃つの!?  2月3日、病院に行くとレーザーを撃つためにダメ押しの横向き寝を40分課せられ、処置室の端っこの簡易ベッドで横になった。壁に向かって寝ているため、処置室の光景は見られないが、医師や看護師が話す声や忙しそうに歩く音は聞こえた。しばらくはスマホのゲームをして過ごしたが、そのうちに寝てしまった。  「お待たせしました」とのS先生の声で目を覚まし、レーザー処置をする暗い部屋に案内される。レーザーの痛みを知って

【第10話】網膜剥離闘病記 ~網膜剥離になりやすい人の特徴。手術は滅茶苦茶痛い!?~

明日退院できるか!?入院生活も終盤に。最初で最後の夕食。  その日の夕食はイワシのフライが主菜で、その他に根菜とこんにゃくの煮物と白菜ときゅうりの浅漬けが出された。イワシのフライにはお好み焼きソースのような甘めのソースがかけられていて、イワシそのものにもハーブで下味がつけられていた。  普段は専ら朝食を摂らず、晩酌が基本の夕飯時は炭水化物を食べたり食べなかったりなので、お酒も飲まずに3食しっかりと食べるのは高校生以来かもしれない。毎回食事のトレーには食器と一緒にメニューの

【第2話】網膜剥離闘病記 ~網膜剥離になりやすい人の特徴。手術は滅茶苦茶痛い!?~

手術のため、大学病院で診察を受ける眼球にシリコンの帯を巻く!?驚愕の手術内容  その大学病院の診察室は、眼科だけでも担当医やその医師の専門分野ごとに、大手ファストファッション店舗の試着室のように入り口が黒いカーテンで仕切られた小さな診察ブースが10部屋余り並んでいて、その診察室エリアを取り囲むように待合スペース、検査エリア、視力検査エリア、処置室が配置されている。試着室が並んでいるようにも見えるし、人が順々と室内に収まっていく様は競馬のスターティングゲートに見えなくもない

【第1話】網膜剥離闘病記 ~網膜剥離になりやすい人の特徴。手術は滅茶苦茶痛い!?~

コロナ罹患の直後に発覚した網膜剥離飛蚊症と視野欠損  2022年の大晦日、僕は新型コロナウイルスに感染し、年始は1月7日まで療養期間を過ごしていた。症状としては高熱と鼻水に加えて少し咳が出るくらいで幸い軽症だったのだが、1月6日を過ぎた頃右目に違和感を覚えた。所謂飛蚊症といわれる黒い毛埃のような物体が頻繁に右目の前を飛ぶようになったのだ。新型コロナ罹患のせいで鼻水がすごく、頻繁に鼻をかむようになっていた僕は、強めに鼻をかんだ際に起こる目がチカチカする感覚と同類の症状だと思