マガジンのカバー画像

網膜剥離闘病記

14
僕が罹患した網膜剥離の発覚から入院、手術、その後についての闘病記です。多少グロテスクな内容も含まれております。
運営しているクリエイター

#体験記

【第9話】網膜剥離闘病記 ~網膜剥離になりやすい人の特徴。手術は滅茶苦茶痛い!?~

手術の翌日、暇な1日が始まる。朝食と午前中の過ごし方  朝の診察が終わると8時からは朝食の時間となる。朝食はランダムにパンかご飯が出るが、事前にどちらかを選ぶこともできる。僕は普段朝食を摂らないので、食べるとしたらご飯が食べたいと思い、朝食の出る2日目の朝も、3日目の朝もご飯を希望した。好き嫌いやアレルギーの希望も出せるので、牛乳でおなかがゴロゴロする僕は、牛乳が出る際は豆乳に変えてもらうようにした。  この日の朝食はご飯とお味噌汁、小松菜としめじのお浸し、鶏ささみとジャガ

【第4話】網膜剥離闘病記 ~網膜剥離になりやすい人の特徴。手術は滅茶苦茶痛い!?~

いよいよ入院。手術までの時間他の入院患者には付き添いがいるのに…。  1月23日。10時の入院だったので9時45分に病院に到着して、指示された11階の病棟に行くとエレベーターホールと病棟を仕切るオートロックの自動ドアがあり、スタッフステーションと通じているインターホンを鳴らしてドアを開けてもらう。  病棟に入ってすぐ正面のデイルームに行くとそこには僕の他にも今日入院と思われる旅行バッグを持った人が数人いて、それぞれ親族や配偶者が付き添っていた。コロナ禍のため入院中の面会は原

【第3話】網膜剥離闘病記 ~網膜剥離になりやすい人の特徴。手術は滅茶苦茶痛い!?~

入院の準備は心の準備も忘れずに。職場への報告と心の準備  1月19日、出社してまず会社に網膜剥離であることを報告し、その手術、入院のため3日間の休暇を申し出た。術後の経過次第で退院が延びる可能性もあるとのことなので、その旨も伝えた。  入院までの4日間で視野の欠損範囲は少し広がり、右目の視野は左側3分の1ほどが見えなくなっていた。それでも手術に関してはあまり前向きにはなれていなくて、入院までの数日間は憂鬱な時間が流れていた。これまでは手術や治療開始までの期間にあまり悲観的

【第2話】網膜剥離闘病記 ~網膜剥離になりやすい人の特徴。手術は滅茶苦茶痛い!?~

手術のため、大学病院で診察を受ける眼球にシリコンの帯を巻く!?驚愕の手術内容  その大学病院の診察室は、眼科だけでも担当医やその医師の専門分野ごとに、大手ファストファッション店舗の試着室のように入り口が黒いカーテンで仕切られた小さな診察ブースが10部屋余り並んでいて、その診察室エリアを取り囲むように待合スペース、検査エリア、視力検査エリア、処置室が配置されている。試着室が並んでいるようにも見えるし、人が順々と室内に収まっていく様は競馬のスターティングゲートに見えなくもない