咲希

英語教育関係の仕事をしています。 とはいえ英語はまだまだ勉強中。 英語とか教育とか仕事…

咲希

英語教育関係の仕事をしています。 とはいえ英語はまだまだ勉強中。 英語とか教育とか仕事観について書くことが多いです。

最近の記事

子供らしさを愛する大人でいたい

こんにちは。 英語教員をしている者です。 職員室にいると日常的に生徒のことが話題になります。 その内容は残念なことに生徒の悪口だったり上から評価するようなものだったりもします。 教員をしていると、 「自分が生徒を成長させる」 という考え方になることもあるのですが、 その考え方は改めたいなと感じます。 そもそも子供が成長するとはどういうことなのか。 子供が大人らしい振る舞いができるようになることが成長であり良いことであるとするならば、 子供が子供らしくいることは良くな

    • 他者貢献よりも自分らしさを大切にしたい

      私は他者貢献の呪縛に縛られているような気がします。 何をするにも人の役に立てるかどうかを最優先してしまいます。 それなのに、 たまにどうしようもなく自分自身がコントロールできなくなることがあります。 仕事をしなければいけないのに頭が真っ白になったり、 出かけなければいけないのに準備が全く進まなくなったり。 誰かの役に立てなければ、 生きている価値がない。 そんな風にすら思っている気がします。 最近になってようやく そんな自分から脱したいなと感じています。 もっと

      • 成功することが怖い理由

        こんにちは。 新米英語講師の咲希です。 昨日カウンセリングに行ったことがきっかけで 自分を苦しめている「成功恐怖症」とでもいうべき症状について考えました。 教師になって間もなく 授業準備や課題の採点などをしていると お腹あたりに強い痛みを感じるようになりました。 それはナイフでお腹を刺されているんじゃないかと思うような強い痛みです。 それが起こるとしばらく動けなくなり、 治まってからもまた取り掛かるのが怖くて 仕事がなかなか進まないのが今の深刻な悩みです。 不思議な

        • 自分ではない自分にならなくてもいい

          お疲れ様です。 学校で新米英語教員をやっている咲希といいます。 先週は以前からリスペクトしていた先生が研修を開いてくれたので参加してきました。 その中で自分が理想としている授業の形に近いものが見えてきたので、 学んだことや感じたことを残しておこうと思います。 私は授業作りで行き詰ると本屋の教育書コーナーに行って、 自分の悩みの解決につながりそうな本を買って読んでいます。 その多くは授業の型やテクニックの引き出しを多くするもの。 そういうものにたくさん頼ってきました。

        子供らしさを愛する大人でいたい

          自分は承認がない方が頑張れると思う話

          お久しぶりです。 私立校で教員をしている咲希です。 今年から担任を持つようになり、 忙しさとプレッシャーでたびたび体調を崩すようになりました。 仕事を休む日もあり、授業を空けてしまったりして、 生徒にも他の先生方にも迷惑をかけています。 さすがにこのままではまずいと思い、 普段から通っているメンタルクリニックで新しい薬を処方してもらうのに加えて、 カウンセリングにも月に1回のペースで通うようになりました。 自分の不調は精神面から来るものだと確信があるからです。 私は

          自分は承認がない方が頑張れると思う話

          仕事が目的ではなく、目的のために仕事をしたい

          とてもお久しぶりになってしまいました。 相変わらず私立学校で教員をしています咲希です。 私は日々の仕事にモヤモヤを感じています。 教員という仕事にやりがいを感じているし、教育をすることは何よりも興味のあることです。 この仕事以外には考えられません。 でもそれゆえか強すぎるプレッシャーを感じてしまい、押しつぶされそうになることがあります。 良い仕事がしたいのに、自分の心の弱さのために仕事をやり遂げられないことも多々あります。 仕事に行きたくない。 そう思う日も少なくない

          仕事が目的ではなく、目的のために仕事をしたい

          「先生、どうして勉強しないといけないのですか」への私の答え

          お久しぶりです。 私立の高校で教師をしています咲希です。 「どうして勉強しないといけないのですか」 そう思っている生徒は大勢いると思います。 もし生徒からそう聞かれたら 「勉強したくないなら別にしなくてもいいんじゃないかな」 と答えます。 彼らはきっと勉強する意義を知りたいわけではなく、 今やっている勉強に意義などないことを確かめたいのだと思います。 生徒だけではなく多くの人が「勉強」の概念を非常に狭く捉えている気がします。 「勉強」とはテキストを開いて問題を解い

          「先生、どうして勉強しないといけないのですか」への私の答え

          学校の授業で何かを学ぶということは

          こんにちは。 私立の高校の新米英語講師です。 明日から新学期が始まろうとしています。 授業が始まることは正直不安です。 でも、この夏休みの間に自分がどんな授業をしたいのか少しだけ明確になったような気がします。 学校の授業で身につけるべきものは何かと考えると、 受験で必要な知識や技能を挙げることが多いと思います。 実際に一部の自治体では、統一模試の結果を学校ごとに比べて競わせようとしているところもあると聞きました。 でも、生徒に対して「この知識を身に付けさせよう」とし

          学校の授業で何かを学ぶということは

          目標: 学ぶことから離れないようにする

          こんにちは。 私立高校の新米英語講師です。 夏休み中は教員の勉強会に参加したり、 多読多聴をしたり充実した日々を送ることができました。 そこで立てた2学期からの目標は、 「本物の学び」から離れないようにすることです。 授業が始まることは正直不安です。 人前で話すことが元々苦手な性分なのもありますが どんなに入念に準備したとしても生徒の反応が予測できないことが何よりも私を不安にさせます。 どんなに経験を積んでも生徒の反応を毎回当てることなんて出来ないのではないかと思い

          目標: 学ぶことから離れないようにする

          生徒に虐められる先生になってしまった反省

          お久しぶりです。 私立の高校で英語講師をしているものです。 今年から始めて部活動の顧問を担当することができました。 自分とは縁もゆかりもない運動部の顧問です。 詳細は省きますが、表題の通りのことが起きてしまいました。 部員たちは私が何か親切を働いてもお礼を言わず去ってしまうし、 指示は聞かず、むしろ反対のことをしようとすらするし、 置いていたバッグにはゴミを詰められる始末。 私の何が生徒をそうさせてしまったのか。 今回はその反省です。 一言で言えば、甘やかしてしまっ

          生徒に虐められる先生になってしまった反省

          教師にはポジションを取る力も必要

          こんにちは。新米教員の咲希です。 私は受容力には自信があります。 相手のありのままを受け入れる力です。 相手がルールを破っていても、誰かを傷つけていても、たとえ死にたいと言っていても、その気持ちを受け入れることができると思います。 大抵のことは「そういう人もいるよね」「きっとこの人も傷ついてきたんだよね」と思って受け入れてきました。 これは自分を守るのに役立ってきたように思います。 相手を拒絶し続けるのは辛いです。 特に仕事仲間や家族の中に嫌いな人がいると毎日がスト

          教師にはポジションを取る力も必要

          生きやすくなるためにインプットとアウトプットの量を増やそうと思う話

          こんにちは。 とある私立高校の新米英語講師です。 スマブラや星のカービィの生みの親である櫻井政博さんのYoutubeチャンネルをよく見ています。 ゲーム制作に関する話がメインなのですが、幅広い業界の仕事にも応用できるようなお話をよくされています。 その中で最近「インプットを太く、アウトプットも太く」というお話をされていました。 ディレクターは特に大切だとおっしゃっていたのですが、どんな仕事をしている人でも日々のインプットとアウトプットの量を増やすことはとても大切なように

          生きやすくなるためにインプットとアウトプットの量を増やそうと思う話

          多様性が認められれば学校はきっと良くなる

          こんにちは。 当たり前のようなタイトルですが改めて思ったことを書きます。 私立高校に勤務してる新米教師です。 学校の教員になれる人ってかなり限られていると思うのです。 まず教員免許を持っている人しか教員になれないこと。 教員免許を取るためには、大学でかなりの単位数のある教職科目を履修しないといけません。 教育学部以外の学部に入ってしまった大学生や、大学をすでに卒業した社会人がふと「学校の先生もいいかもな」と思ったとしても、簡単に教員にはなれないのです。 そして何よりも

          多様性が認められれば学校はきっと良くなる

          多読多聴を再開したら気持ちがすっと楽になった

          こんにちは。またご無沙汰していました。 私立高校で英語を教えている新米講師です。 1学期の中間試験が終わってから、6月は本来休めるはずの週末には毎週のように行事や部活があり、息つく暇もないという感じでした。 ベテランの先生ならいつもの状況なのかもしれませんが、 毎日の授業をこなすだけで精一杯な私は帰ってから自分のために英語を勉強する時間はほとんど取れていませんでした。 そして久しぶりに二連休が取れた今週、私の英語学習の原点とも言える「多読多聴」に立ち返ってみることができ

          多読多聴を再開したら気持ちがすっと楽になった

          創造性を発揮する機会を増やしたらもっと自信がつくんじゃないか

          こんにちは。 高校で英語講師をしている者です。 今日は家族との会話から創造性を発揮することについて考えました。 一緒に住んでいる妹とは毎日のように夕飯を共にします。 私たちは夕飯のほとんどをミールキットに頼っているのですが、 妹はかなり頻繁に「味変」をしようとします。 食事中に台所へ行ったかと思えば、 「このおかずにはごま油が合うんじゃないかな。」 「これにはやっぱりラー油でしょ!」 と言って何かしらの調味料を必ず足しています。 その様子を見てふと感じたことを口にしま

          創造性を発揮する機会を増やしたらもっと自信がつくんじゃないか

          定期試験一週間前から勉強するのは良いことだろうか

          こんにちは。 高校の定期試験が近づいてきてきました。 たまたま聞こえてきた生徒間の会話から感じたことを書きます。 私の勤めている高校では定期試験一週間前から原則部活動が中止になります。 その理由はもちろん、定期試験に向けて生徒に勉強に集中してもらうためです。 その制度を知った時にはなんとも思っていなかったのですが、定期試験前最後の部活動中の生徒間の会話を聞いて、ふと違和感を感じました。 「明日から定期試験一週間前だね。勉強やばいなぁ。」 「私は大丈夫。明日から自習室に籠

          定期試験一週間前から勉強するのは良いことだろうか