【バナー広告】新規バナーを用意せずに広告検証！？ カルーセル広告の活用術。
こんにちは！ B-SOKU広報チームです。
みなさん、バナー検証はどんな方法で実施していますか？
運用型広告の改善をしていくために欠かせない、クリエイティブ検証。
しかし、スケジュール通りに進行しないことも多く、訴求軸の方向性やバナー制作の頻度など、検証方法の相談を受けることが多くなっています。
そこで今回は、既存バナーがあれば実践できる、カルーセル広告でコスパよくバナー検証する方法を、実際の検証事例付きでご紹介します！
バナー検証でよくある悩み
・新規クリエイティブの制作が頻繁にできない
・長期間クリエイティブを変えられていない
・新しい訴求軸を考える時間がない
ここに挙げたお悩みに関しては、思い当たる方も多いのではないでしょうか？
クリエイティブ検証は、時間も手間も、制作費だってかかります。
クリエイティブの訴求軸を何通りも考えるのって、正直大変ですよね。それでも、新規バナーを作らないと検証も進まないという、まさに悪循環……。多くの運用現場で起きている”検証あるある”だと思います。
そんな状況が理解できるからこそ、試してみてほしいのがカルーセル広告のバナー検証なのです。
カルーセル広告とは？
検証内容を紹介する前に、カルーセル広告についても簡単にご説明します。
カルーセル広告とは、「1つの広告に対して複数の画像・動画を訴求できる広告フォーマット」のことを指します。多くの情報を一度に伝えられることが、カルーセル広告のメリットです。GoogleやYahoo!をはじめ、Meta、X、LINEといったSNS広告でも多く活用されているフォーマットになります。
コスパ抜群の検証方法とは？
本題の検証方法ですが、実は……。
画像の順番を入れ替えるだけなんです！
え、それだけ？ と信じがたいかもしれませんが、実際に多くの業種で実践されている検証方法なのです。簡単な検証方法で効率改善が見込めるなら、試してみる価値がありますよね。
カルーセル広告の検証事例＜3選＞
※バナーはすべてダミーイメージです。
【事例①】保育士求人
1つ目の事例は、保育士求人のクライアント様です。人材業界は多くの求人を扱うため、カルーセル×求人のクリエイティブがよく使われます。
こちらの実績では、「時給×色鉛筆訴求」を1枚目にしていたカルーセル広告の獲得効率がよかったため、バナーの1枚目を入れ替えた検証を実施しました。4枚目に配置していた「月収×園内訴求」をトップに入れ替えた広告を新たに作成し、配信を行いました。
画像の位置を入れ替えることでCTRの改善に繋がりました。CVRはやや下がっていますが、広告運用の指標にしているCPAが改善する結果となりました。
最初に表示される1枚目の画像を入れ替えたことで、CTRへの影響が大きかったと考えられます。
※集計期間が3日間と短いですが、配信がしっかり出れば短い期間でも検証が可能です。
【事例②】振袖レンタル・販売
2つ目の事例は、振袖レンタル・販売のクライアント様です。価格を全面に押し出した「レンタル価格訴求」の派生パターンで検証を繰り返していましたが、新しく「フェア特典訴求」を1枚目にした広告を作り、これまでと異なる訴求軸で検証を実施しました。
CTRは大きく低下しましたが、CVRが上昇したことでCPAが改善する結果となりました。クリックされる広告が必ずしもコンバージョンに至るわけではないので、訴求軸ごとの傾向を知ることができた検証になりました。
【事例③】ダイエット宅食
3つ目の事例は、ダイエット宅食のクライアント様です。「割引訴求はユーザーにとってメリットが大きいのではないか」という想定のもと、カルーセル広告の締めに入れていた半額訴求を1枚目にして検証しています。
順序変更後の訴求は、CTR・CVRともに悪化し、CPAが高騰する結果になりました。半額訴求による効率アップを狙って実施しましたが、実際は価格よりも糖質量の画像を1枚目にした方が、ユーザーにとって興味関心の強いクリエイティブとなった事が実証されました。
事例③のように、広告の獲得効率が悪くなってしまうことも、もちろんあります。その時は「ダメだった」で終わらせず、「何が要因でダメだったのか、この検証を次にどうつなげるのか」を考えるきっかけにしてほしいと思います。
カルーセル広告の検証まとめ
カルーセル広告の画像の順序入れ替えをするだけで、CTR・CVRが変動する結果に！
新規クリエイティブの追加が難しい場合でも実施しやすい点がメリットかと思います。
また、事例でも紹介した通り、カルーセルに限らず静止画の勝ち訴求で検証することも可能です。長期間クリエイティブの差し替えをしていない場合の鮮度対策にも有効なので、クリエイティブ検証で悩んでいる方は試してみてくださいね。
最後に
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そんなあなたへ
少しの工夫でバナーの効果は変わる。
今回の事例紹介を通して、クリエイティブの効果検証の大切さをお伝えできたでしょうか。でもせっかくなら、「具体的な派生内容や、新しい訴求のバナー提案もしてほしい」、さらには「バナー提案だけでなく制作までお願いしたい」、そうお考えのインハウス担当者様に朗報です！
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