プラモデル「可変レギオス」:マクロスではない可変戦闘機
アニメ「機甲創世紀モスピーダ」にでてくるレギオス(エータ)のプラモデルを作ってみました。
「機甲創世紀モスピーダ」は、インビットという異星人に侵略された地球を救うため、地球にいる異星人と戦いながら、異星人の拠点基地を破壊しに行くまでの話です。今だとHuluで見ることができます。ロードムービー的な作りで、少し大人のテイストを加えた作りのアニメです。個人的には、この流れがより大人テイストの「カーボーイビバップ」につながるのではと思っています。
モスピーダには「超時空要塞マクロス」に出てくるバルキリーのように戦闘機が戦闘ロボットに変形するレギオスという戦闘機が出てきます。
私はリアルタイムでマクロスを見ていた年齢ですが、戦闘しながら戦闘機からロボットに高速に変形するシーンを始めて見たときには、本当に驚きました。それまでのロボットアニメの変形シーンは、それなりに時間をかけて見せるのが普通で、お決まりのシーン(水戸黄門の印籠を出す)的な扱いだったのが、それとはまったく違っていて画期的だったと思います。
モスピーダに出てくるメカとしては、レギオスよりもタイトルにもなっている、モスピーダと呼ばれるバイクが人のパワードスーツのように変形するメカの方が特徴的です。モスピーダのプラモデルも発売されています。
以前から、マクロスのバルキリーのように変形するものを一度作ってみたかったので、今回はレギオスにしてみました。
このプラモデル自体は、ずいぶん昔に発売されたもので、現在は青島文化教材社から発売されていますが、元はサンダーバードの模型などを作っていた今井科学が製作・販売していたもののようです。なので、現在のガンプラなどに比べると古いタイプのプラモデルで、すべて接着剤を使って組み立てるタイプです。
アクリジョン(水性塗料)を使って、筆塗りでフル塗装してみました。
アクリジョンは、まったくと言ってよいほどにおいがない。乾きが早い。水で洗える。などの特長があります。欠点としては、重ね塗りが必要(色にもよりますが、5回前後)。泡立ちやすい。などでしょうか。
最近の塗料はよくできているので、筆ぬりでも墨入れをして、デカールを貼って、クリヤースプレー(ここだけは筆塗りではなくスプレー)を全体にかけると、それなりに見栄えの良いものができます。特にクリヤースプレー(トップコート)の威力は絶大です。
プラモデルは、ファイター、ダイバー、ソルジャーの3つに変形できます。なかなかよくできていて、変形の仕組みがよくわかりました。こういったものを設計できる、デザイナーやモデラーの方たちを尊敬します。
ただ、変形させるたびに、すれて塗装がはげたり、ほかの色がついたりするし、変形形状にするため、あっちこっち強度的に少し無理があって形が決まらなかったり、全体のフォルムがいまいちになったりもあるかと思うので、さわって楽しむという目的ではなく、棚に飾って置いておくプラモデルとしては、変形できる必要はないかなと思いました。
機体の塗装は説明書に書いてある色の割合で調合した塗料を使いましたが、白の部分はちょっと緑色ぽかったかなと思います。
最終的には、ダイバー形状にして完成させました。
撮影にはダイソーで購入した撮影ボックスを使いました。撮影ボックスが小さく背景に余計なものが写ってしまうため、写真の背景は修正しています。