Associate Cloud Engineer(ACE)に挑戦したい
Cloud Digital Leader(CDL)に何とか合格できたので、次の目標としてAssociate Cloud Engineer(ACE)を考えています。
ACEはGCPの中級レベルの試験で、AWSのSAAやAzureのAZ-104に相当するものです。
試験に関する具体的な情報は以下の様になります。
試験時間:120分
受験料:$125(税別)
試験言語:英語・日本語・スペイン語・ポルトガル語
試験形式:50問の選択式
実施形式:
遠隔監視オンラインもしくは試験テストセンターにおけるオンサイト監視試験
有効期限:3年(CDLとACEだけが3年間で、残りのGCPの試験は2年間)
結果の表示:試験終了後に暫定的な合否がその場で表示されます。その後不正チェックが行われ、正式な試験結果は5~10日前後で確定。
再受験ポリシー:アソシエイト認定資格とプロフェッショナル認定資格の試験は2年間で最大4回受験できます。試験に不合格となった場合は、14日が経過すると再度受験できるようになります。
合格ライン
他のGoogle Cloudの認定資格と同じようにACEの合格ラインは非公表ですが、推定では70%程度と言われています。
公式模擬試験
難易度や出題傾向
AWS SAAの記事にも書いたのですが、同じ中級試験でもAZ-104とAWS SAAでは難易度に凄まじい差がありました。
公式模擬試験やUdemyの問題を見る限り、ACEの難易度は以下の様に思われます。
CDLとは比較の対象にならない難易度で、CDLの合格に必要な知識に多少上積みした程度では1問も解けない模様です。
AZ-104よりずっと難しく、AWS SAAより問題自体は若干易しめであるものの、試験に関する情報量が不足している点を加味すると総合的な難易度は同じくらいのように現時点では思われます。
また、出題傾向としては以下の様に思われます。
SAAと比較してコマンドラインに重点をおいているように見えます。
Kubernetes(GKE)に関しても結構重点をおいています。
一般論としてGCPはAWSよりエンジニア寄りと言われていますが、出題傾向からもその辺がうかがえます。
gcloud CLIのインストールサイト
Google Cloud リソースをCLIで操作できるgcloud CLIはACEの試験範囲にも含まれ、以下のページから個人のPCにもインストール可能です。
gcloud Reference
参考書
AWS SAAの時も思いましたが、Udemyの問題(そしておそらく実際の試験問題)と比較すると問題が全体的に易しめなのではないかと思われます。しかし、試験範囲の内容が1冊にきちんとまとまっている日本語の本は2025年1月時点で恐らくこれだけなので貴重な参考書です。
クラウドエース株式会社の方たちが著者となっています。
その他思ったこと
AWSの試験に対しては、ネット上では
「SAAに合格しました!」
「SAAと、その他のアソシエイト試験に合格してます」
「(ほぼ)全冠です( ´◉‿ゝ◉`)」
の3つのタイプの記事やプロフィールをやたらとよくみる気がします。
それに対して、GCPは何故か「ACEに合格しました!」という記事はあまり見かけず、ACEはすっとばしてProfessional試験から、のような体験談すら見かけます。
ただし「未経験から短期間で合格!」という呪文はやはりGCPの試験の体験記でも使われている気がします。今の時代の合格体験記のお約束ですね。(^_^;)