DBスペシャリスト試験に挑戦しましたが
やっとこさ応用情報技術者試験に合格した後に、DBスペシャリスト試験を受けてみました。
応用情報技術者試験に合格するとそのあと2年間はIPAの高度試験の午前Ⅰが免除されるので、ここで受かってしまいたいという作戦でした。(多分同じことを考える人は沢山いると思われます( ˊᵕˋ ; ))
※データベーススペシャリスト試験は元々春期に実施されていた試験でしたが、2020年(令和2年) 4月の試験が新型コロナウィルスの影響で中止になり、同年の秋期に実施されてからは秋期の試験になりました。
1度目の挑戦
この時はろくに勉強時間も確保できず、合格どころか午後Ⅰの突破も絶望的だと思いましたが、とにかく一度受けてみようと思い受けてみました。
結果は、意外にも午後Ⅰまで突破できたのですが、勿論午後Ⅱで撃沈。DBスペシャリスト試験は年に1度の開催なので、「来年は受かるようにしっかり準備して頑張ろう」と思いました。
2度目の挑戦
夏にSQLやDBに関する知識を自分なりに整理して受験しました。しかし、結果は午後Ⅱが58点で不合格。
「受験番号〇〇の方は、不合格です」の画面を見た時は↓こんな顔になりました。
何とか6割に届いたのではないかと密かに期待していた部分もあったので「あれがなぜ58点なのだ(#^ω^)」という納得できない思いと、午前Ⅰ免除期間が切れるという現実に打ちのめされて、最悪の気分になった年末でした。
思ったこと
DBスペシャリスト試験の勉強を通してSQLやDBに関する理解が深まったことは間違いないと思います。
また、不合格とは言えそれなりには点をとれた、一念発起してITの勉強を始めてから5年後に高度試験の午後Ⅱを追いつめられるぐらいになった…と思えばそれなりの成果とも思えたのですが、やはりここは合格しておきたかったです。(´ㅂ`; )
今後またDBスペシャリスト試験を受けることがあるかは分かりませんが、DBの勉強自体はマイペースでちょっとずつでも出来たらいいなと思っています。
選択した問題
1回目の受験(2021年、令和3年度秋期)
[午後Ⅰ]
問1(概念データモデル)
問3(SQL)
(問2はDBMSでした)
[午後Ⅱ]
問2(概念データモデル)
(問1はDBMSでした)
2回目の受験(2022年、令和3年度秋期)
この時は午後Iが解答時間ギリギリで、むしろ午後Ⅱより難しく感じたことを覚えています。
[午後Ⅰ]
問1(概念データモデル)
問2(SQL+DBMS)
(問3はDBMSでした)
[午後Ⅱ]
問2(概念データモデル)
(問1は概念データモデルとDBMSの混合)
あまり気にしなくていいこと
TOEICの試験では「電話に相手は出ない」「飛行機が常に遅れる」などと、お約束の世界観がよく語られますが、IPAのDBスペシャリスト試験の午後Ⅰ午後Ⅱでもあまり出題されない内容もあります。(もしかすると今後少しずつ変わっていくかもしれませませんが)
運用コストはそれほど気にしていません。
アクセス権限などもそれほど気にしていないようです。
各テーブルには必ず主キーが存在します。
データはすべて一つのシステムで管理されています。外部テーブルは考えなくてよいです。
午後問題の世界ではNoSQLはまだ考えなくてよい模様。
何が難しいのか
上の内容だけをみると、この試験の世界観は結構親切に設定されているように思われます。では一体、この試験は何が難しいのでしょうか。
単純なselect文で実際のデータを試しに見たりして、具体的なデータ内容を確認することができません。
関係スキーマの属性名が…となっていて一部省略されていることがよくあります。
スーパタイプとサブタイプの関係につねに注意しないといけません。
ビジネスモデルが結構多彩で、かなり短時間で概念データモデル全体を理解しなければなりません。
その他の豆知識
この試験は平成7年から12年まではデータベーススペシャリスト試験という名称で、13年から20年まではテクニカルエンジニア(データベース)試験という名称になり、またデータベーススペシャリスト試験に戻ったらしいです。
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