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人生とレコードは 今日も廻る。

好きなことに原点回帰。

ANA-BAR第20回放送をお聴きいただきありがとうございました。今回のゲストは「RA’S DEN RECORDS」オーナーの御手洗優さん。ボクの休日の溜り場にしてオアシスのレコード店。お気に入りを漁りながら御手洗さんとゆる〜いトークをするのが癒しのひとときなのです。オンエアで本人が語っていた「若き日にやりたい仕事が見つからない日々で、それはやりたいことがなかったから」という感じが僕はむちゃくちゃ共感できるのです。やりたいこと、夢中になれることがすぐに見つかることがスタンダードである風な大人がいますが、そんな事はないよと声を大にして言いたい。そんな御手洗さんが、オレの好きなことなんやったかなという原点から、レコードやスケートボードの店を始めるという物語が好きなんです。

未収録のせつない話。

収録ではカットしたエピソードで、レコード店に隣接してMUSIC BARをやってた時に、酔っぱらった女性がレコードを入れていたBOXにもどしてしまい、その瞬間「BARはやめよう」と決意したという(笑)。「ハイフィディリティ」というレコード屋の店主を主人公にした映画があるのですが、まさにそのリアル版。店を訪れるクセのある常連や逆に音楽愛のない連中に翻弄される御手洗さんを想像すると愛しさ倍増です。それはエチオピアへのレコード巡礼でのネタにもつながっていて、本人が引き寄せるのかどうかは定かではないけど、持ってる男に間違いはないようですね。そのおかげで大分の地方AMからエチオピアの妖艶な音楽が流れたわけですから。

新しいサブカル拠点を。

先日、ふらりと店に立ち寄った時に、秋に西大分でスケボーとレコードの新しいお店を始めることを聞きました。オリンピックでもスケボーが注目されましたが、御手洗さんのようにずっと昔からスケボーや音楽愛あふれる人が、子どもたちにいろんなカルチャーの面白さを伝えてくれるといいなと思います。インターネットでいろんな情報を手に入れることができ、つながりも生まれる時代だからこそ、リアル版の出会いがとても大切だと僕は思っています。自分自身の素晴らしいサブカルチャー体験のほとんどは、先輩やお店の人や友人から教えてもらったり、共有したりしたことでしたからね。僕の心のオアシスは永遠に不滅です!

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