慢性的グループLINE恐怖症
僕はこれを持病だと思っている。
結構昔からなんだけど、グループLINEってやつが苦手だ。
ただ“なんとなく”苦手であって、この苦手さを言葉にすることに難易度の高さを感じていた。
改めてなにが苦手なんだろうと考えてみる。
過去のグループLINEの会話の経過を観ながら、結局、グループLINE内で発言するのが苦手なんだという結論にいたる。
Aという話の賛否を問う話題があり、派生で全く別のBの話題に以降しているさなかにグループLINEを観る。果たしてこのとき僕は、Aの賛否について答えるべきか?Bについて話題に入るべきなのか?、いつまでたっても分からない。
ある一人の発言がグループ内全員に対する発言なのか、特定の数名に対する発言かわからないから静観せざるをえない。
グループ内の二名がそれぞれ違う設問を問うていて、どちらが会話の主軸なのか理解できない。
様々なシチュエーションが僕の頭を悩ませる。
あまりに発言しなさすぎて、何か不満を感じている奴に思われるのも空しい話だなとも思う。
いっそのことすべてワンオンワンのLINEにしてほしい、なんて思うこともあるが、令和のこの時代に発展した文明を使わない手はないので、グループLINEが僕の身の回りから絶滅するような日々はしばらく訪れないだろう。
僕は慢性的グループLINE恐怖症。
いつか襲われるかもしれないアナフィラキシーショックに怯えながらLINEを開く。
僕は慢性的グループLINE恐怖症。
特効薬はまだない。