子どもを安心して預けられる社会を目指して! ベビーシッターに無犯罪証明書を発行してください!
悲しい事件
私達は、現役のベビーシッターとして働いている者です。
コロナ禍で、ベビーシッターが注目されていた中、4月24日にベビーシッターマッチングアプリの大手に登録していた元ベビーシッターが強制わいせつ容疑で逮捕されたとの報道がありました。
記事によると、元ベビーシッターが、保育していた5歳の男児のズボンを脱がせて下半身を触ったとされています。
その後、悲しいことに、2件目の事件が発覚し、6月12日、その容疑者が逮捕されました。
これらの事件について考えると、胸が張り裂けそうになりました。
このことを親に伝えた子どもは、どんな気持ちだったのでしょうか?
また、それを聞いた親御さん両親は、どんな気持ちだったのでしょうか?
親御さんは、もしかすると、預けた自分を責められたかもしれません。
子どもへ危害を加えるベビーシッターを見抜けなかった自分ことを責められたかもしれません。
そして、これらの事件の報道によって、わが子も同じようなめにあっているのではないかと心配されている親御さんもいらっしゃるかもしれません。
また、誰かに預けることが怖くなり、自分で子育てを抱え込む人もいるかもしれません。
同じベビーシッターとして思うこと
私たちは、現在、容疑者の段階で、捜査中である点を考慮して、この元ベビーシッターを罰したいというわけではありません。
また、この元ベビーシッターが登録していたマッチングアプリを攻撃したいわけでもありません。
ただ、同じ辛い思いをする子どもを、親御さんをなくしたいだけなんです。
今回の事件を通して、同じように感じている現場のベビーシッターたちが、大勢いました。
だからこそ、子どものためにと働く現場のベビーシッターたちに対して、不安を抱いてほしくないと思っています。
ベビーシッターの仕事は、親御さんとの信頼関係があることで、子どもたちも安心して、ベビーシッターと過ごすことができるからです。
私たちは、子どもたち、親御さんたちが、安心して子どもを預けられる社会にするために、行政による無犯罪証明書の発行を求めます。
性犯罪歴をチェックする仕組み
現在、日本では、犯罪歴の有無を調べることが大変困難な状況です。
プライバシーの問題があるからでしょう。
犯罪を起こした人にも、人権があり、将来があります。
また、そのような人を生み出した教育制度、社会にも問題があるかもしれません。
ただ、今回、子どもたちを性虐待から守る、ということを考えると、性犯罪歴のある人を未然に知ることができる仕組みが必要ではないでしょうか?
イギリスでは、子どもと直接関わる保育士やベビーシッターなどとして働くためには、DBS(Disclosure and Barring Service)という政府部局が発行する犯罪歴証明書が必要です。
雇用者である保育所やベビーシッター事業者は、この証明書により、性犯罪などの犯罪歴がないかチェックした上で採用することができるのです。
こうした仕組みは、イギリス、アメリカ、オーストラリアなどでは取り入れられています。
ちなみに、日本では、児童福祉法に基づく養育里親及び養子縁組里親の登録制度で犯罪歴情報の照会を行うことが可能です。
渡航に関して、必要に応じて、渡航証明書、犯罪経歴証明書、無犯罪証明書を発行してもらうことが可能です。
これらの仕組を活かすことで、日本でも、ベビーシッターの性犯罪歴をチェックする仕組みが可能となるのではないでしょうか。
具体的な内容は、これから議論されるべきことだと考えていますので、細かい説明は、省かせていただきます。
これらの証明書を求めることは、必要かもしれない。しかし、道義的に、信頼していない、と相手に思わせたくない、そういう声も耳にしました。
しかし、ベビーシッターとして働く私たちは、無犯罪証明書をもらいたい!と思っています。それは、私個人への疑いをもたれること以上に、この証明書により、親御さんが、安心して子どもを預けられる環境を作ることのほうが大事だと考えているからです。
今回、みなさまに署名していただくことで、法務大臣をはじめ、本件に関心を持ってくださっている政治家各位にベビーシッターに無犯罪証明書の発行を要望します。
現場ベビーシッターの想い
発起人
・参納初夏 ベビーシッター
・宮武直也 ベビーシッター
・河合純 ベビーシッター
ご賛同頂ける方は以下のリンクよりご署名を、よろしくお願い致します。
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