アルゼンチン大使館シェフ直伝「エンパナーダ」の作り方
この少し餃子にも似たかわいい包み方の食べ物をご存知でしょうか?
牛肉大国アルゼンチンで愛されるミートパイ「エンパナーダ」といいます。
小麦粉の生地でフィリングを包み焼く料理のことで、スペイン・ポルトガル発祥の中南米各地・北米など多くの地域で食べられる軽食です。
通常ひき肉を使ったレシピが多いそうですが、今回アルゼンチン大使館シェフに教わったエンパナーダは、赤身のステーキ肉を使うことがポイント。
赤身のステーキ肉を使うと、くどい油っぽさがなく、手切りしたゴロッとした肉からは、旨みがぐっと濃く感じられ絶品。味付けはシンプルにすることでワインの香りを感じる大人な味わいです。
小麦粉の生地は通常のパイ生地よりバター控えめで、サクッと軽やか。
早速作ってみたので記憶が新しいうちに記事に残したいと思います。
材料(40個分)
具材
牛肉(リブアイ) 1kg
玉ねぎ 1kg
パプリカ 1個
万能ねぎ 1束
赤ワイン 100ml
パプリカパウダー 大さじ4
大さじ4 塩
大さじ2
ゆで卵 4個
オリーブオイル 50ml
生地
強力粉 1kg
マーガリン(又はバター) 225g
水 400cc 卵 1個
塩 大さじ1
艶出し用 卵 1個
さてここで「40個分?!肉1キロ!」と驚かれた方も多いかと思います。沢山作ってみんなで楽しむエンパナーダ。
とはいえ40個作る強者の方ばかりではないと思いますので、ざっくりですが私の作った分量が参考になれば幸いです。
材料(ざっくり9個分)
具材
牛肉(赤身のステーキ肉) 1枚(200g位)
玉ねぎ(小) 1/2個
パプリカ 1/3個
万能ねぎ 適量
赤ワイン 30ml
パプリカパウダー 大さじ1
塩 小さじ1/2
ゆで卵 1個
オリーブオイル 適量
生地
強力粉 150gほど
バター 30gほど
水 70ccほど ※少しずつ足して調整していきます
卵(小) 1/2個
塩 大さじ1
艶出し用 卵(小) 1/2個
作り方
「エンパナーダ」レシピ動画
作ってみました!
○具のポイント
1. パプリカパウダーは決して焦がしてはいけません。焦げると強い苦味がでてしまうので、必ずワインを入れた水気がある状態でパプリカパウダーを入れてください。
心配な場合は、ワインを入れたら火から離した状態で、パプリカパウダーをいれ、よく混ぜてから再び火にかけるようにしてください。
2. 最終的に汁気を適度に飛ばします。水っぽいと包む時に生地から漏れ出てしまいます。
○包み方ポイント
包む時ですが、最初のひと折り以降は、一気にしっかりと内側にくるくると捻り巻くイメージの方が上手くいきました。
難しい場合や、具を2種類作った時に包み方で区別できるようにしたい時は、縁を一度折り、その上をフォークでギュッギュと軽く押し潰し縁取っていく方法もあります。
○邪道かもしれませんが...!
アルゼンチンビーフの味を堪能するため、味付けがとてもシンプルで大人な味わいのシェフのエンパナーダ。
もちろんこの味付けだけでも絶品なのですが、旨みが弱いと感じる赤身肉を使う場合や、お子様と一緒に食べる時には、ケチャップを大さじ1〜2とハーブソルトを少し味付けに加えると、食べやすいかもしれません。
具は味見をしながらお好みに調整し、マイベスト・エンパナーダを楽しんでください。
トウモロコシ粉の揚げエンパナーダ
冒頭でエンパナーダとは小麦粉の生地で具を包み焼くものとお伝えしましたが、実はエンパナーダは大きく2種類あり、トウモロコシの粉を使い揚げるタイプのエンパナーダもあります。
以前コロンビア大使館で教わったのが、トウモロコシ粉のタイプで、コーン好きにはたまらない美味しさです。
揚げエンパナーダの作り方
こちらのレシピでは本格的にコーンを挽くところからスタートしていますが、アレパの粉PANを使うのが簡単でとても美味しいのでおすすめです。
地域によって具材も色々、生地の種類や工程も様々なエンパナーダ。世界の多くの人々を魅了する、このコロッと可愛い食べ物をぜひ一度味わってみてください!
投稿者:大使館レシピ担当 H
アルゼンチン大使館編ラインナップ
公式SNS
YouTube チャンネル継続のご支援(チャンネル登録・ご視聴)お願いします!
Twitter 1日1回、美味しそうなツイートをするを目標に運営中です
Instagram 手順まとめ画像がみやすくまとまっています