南三陸町に移住して2ヶ月がたちました
3月17日に南三陸町に引っ越して、本日5月16日で2ヶ月が過ぎました。
この2ヶ月で仕事も徐々にやることが増え、生活リズムも掴みつつあります。もともと一人暮らしも長く、自炊をはじめ家事全般やっていたので特に苦労はありません。
ということで、2ヶ月暮らしてみて思ったことを書き出してみたいと思います。
1 やっぱり海鮮がうまい
これは引っ越す以前からわかっていたことですが、いざ生活して食べてみるとやっぱりうまい。これからの季節は銀鮭にわかめ、もう少しするとウニ、ホヤ、秋はさんま、冬は鱈と、年間を通じて美味しい海産物が手に入ります。最高。
そして、当然ながら魚屋さんが多いです。隣の石巻市や気仙沼市もそうですが、当たり前に魚屋があって安くてうまい魚が手に入る。体感ですが、名古屋で食べてたときよりも2割か3割は安い気がします。それに、捌く前のものが並べてあるし、頼めば捌いてもらえます。
おかげで煮物のレパートリーが増えました。
2 野菜は産直市場で買っちゃったほうがいい
スーパーもありますが、南三陸町のスーパーはそこまで安くありません。野菜は職場の人に教えてもらった産直市場でまとめ買いしてます。玉ねぎ1個ニンジン1本とかで販売してないので、結構な量をもりもり買ってきます。大根1本100円とか、ネギ5本100円とか、しいたけ6本100円とか、そんな感じです。その方が消費しなければ!食べなければ!と思えて、あれこれ考えて料理するし、毎日の品数が増えるのでプラスになっています。今のところ無駄にしたことはありません。
3 基本的にコンビニに行かなくなる
町内にないわけではありません。職場の近くにも家の近くにも普通にあります。ですが、行かなくなりました。ストレスがかかると必ず爆食いしていた僕からすればありがたいことですが、お酒の量は減っていないので痩せることはなさそうです。
なんででしょうか。自分でもよくわかっていません。
4 ゴミの分別が多彩
細かくて面倒という感じではなく、多彩です。なんでも、南三陸町はバイオマス産業都市構想を掲げているらしいです。
生ゴミなどをリサイクルに回し、バイオガスや液肥として再利用するというもの。そのおかげで、転入して初日にゴミの分別について説明を受け、生ゴミ用のバケツをもらいました。
牡蠣やウニの殻は生ゴミとして出さないでくださいという説明に、三陸らしさを感じました。家庭込みとして当たり前のように出るのか、牡蠣とウニの殻。もう少しでそんな時期になるので、それも楽しみです。
5 粗大ゴミ出すのが楽
これは名古屋と比べて、という話ですが、粗大ゴミを処分するのがめちゃ楽でした。
引越しの際にいろんな家具や家電を買い換えようと考えたのですが、新しい家の調子もわからないまま買うのは不安だったので、名古屋で使っていたものをとりあえずそのまま使い、徐々に買い換える計画でした。
名古屋で粗大ゴミを出すときは、いくつかステップがありました。まず粗大ゴミの回収日を確認、そして自分が処分したい粗大ゴミを市のHPから予約して受付してもらい、折り返しの連絡がきて受付ができたら処分に必要な手数料として500円とか1,000円とかのシールをスーパーやコンビニで買い、出す粗大ゴミに貼り付けて、回収日前日に収集所に出す。
めっちゃ大変でした。1ヶ月前から計画的に動かないと処分できなかったんです。
それが南三陸町だと、町内のクリーンセンターに自分で持ち込みすればOK。基本的に平日稼働しているので、持ち込んで重量計測して手数料払って終わり。超楽。
粗大ゴミとして出せるのかわからない家電も、クリーンセンターでどう処分すればいいか教えてもらえるので、助かります。教えてくれた職員さんがとても親切でした。
6 当然、車必須の日常
これは東北で暮らすなら当たり前だと思います。車がなくても十分に生活できるのは仙台市内の一部だと思います。
僕の家は駐車場は必要ないのですが、ガソリン代に保険代など月々の支払いは当然必要ですし、年間の支払いでいえば結構な金額になります。ですが、その分移動範囲が広がり、出かける選択肢が圧倒的に増えました。
ちなみに、初夏から秋口くらいまでの時期なら自転車でもどうにか生活できるかもしれません。アップダウンがそれなりにあるので、慣れるまでは大変そうだし買い物も大変そうですが、日常の通勤程度なら自転車でもどうにかできそうです。そしてそちらの方が健康的かもしれない。
7 夜になってから楽しめる場所が少ない
これは、町としての課題だと職場の上司なんかも言っていました。観光拠点になっている南三陸さんさん商店街の昼の賑わいはなかなかのものですが、日が沈むと途端に人気がなくなります。
震災以前は夜の飲み会も多かったらしいですが、どうしても飲食店が減ってしまい、仕事終わりにみんなでワイワイすることも減ったとのこと。夜の飲食店も少ないですし、夜に楽しめる場所が少ない。ゼロではないんですけどね。
8 肉が食える場所が少ない
海鮮が美味しくて魚屋が多いので、その反動なのか肉が食べられるお店が本当に少ないです。この2ヶ月でお店で食べたお肉はカツ丼くらいかもしれません。お店で食べること自体少ないのですが、焼肉屋も焼き鳥屋もとんかつやもありません。肉屋もないので、自炊するためのお肉は隣の石巻市などでまとめ買いしています。
9 水道代が高い
生活費の中で1番びっくりしたのが、水道代の下水道料金でした。そもそも下水道料金なんてもの自体、名古屋にはありませんでした。調べたら地方ではよくある制度らしいんですが、役場で「上水道と同じ金額が毎月徴収されますつまり2倍の金額です」と聞かされ、最低でも3,700円ほどかかるとわかったときは思わず声が出ました。
名古屋ではどんなに使っても月に1,500円以上かかったことがなかったので、いきなり倍の料金になりました。それ以外のガス代や電気代は、とりあえずこの2ヶ月は同じくらいです。
冬場は上がると思いますが、年間を通じたらどうなるんでしょうか。
10 星がきれい
これも田舎あるあるだと思いますが、家の駐車場から眺める星空が本当にきれいです。
ちゃんと三脚買って撮影したり、望遠鏡買って眺めたりしたい。
山形にいたときも星はきれいだったので、やっぱり星が見えると安心します。
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とりあえず2ヶ月暮らしてみて、思うところを買いてみました。
初めての南三陸での春が過ぎて、これから初めての南三陸での梅雨や夏がやってきます。きっと名古屋よりは過ごしやすいと思いますが、これからもいろんなところに出かけていきたい。
あとは適度に運動しようと思います。
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