【MVP】Chosen Oneの復権【short】
日本時間の11/19 8時30分過ぎ,ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平が2001年のイチロー以来となるア・リーグMVPを獲得したことは野球ファンに留まらず日本人を熱狂させた。
NPB入りやMLB入りの際などには一部関係者に「投打二刀流での成功は絶対に不可能」と言われ続けていた大谷。そんなネガティブな不評は此度のシーズンMVP受賞で忘れ去られようとしている。アンリアルな成績を残した選ばれし者として人々の記憶に刻まれることだろう。
そんな中,ナリーグではブライス・ハーパーが2015年以来となる2度目のMVPを受賞した。ツイートもさせていただいたが,ハーパーのMVPシーズンをきっかけにMLBへ傾倒していった自分にとってはとても喜ばしいことであった。
ブライス・ハーパーという選手が”たったの”1-timeMVP選手に甘んじる選手かと言われたら絶対に違うのだ。プロ入り前より「野球界のレブロン・ジェームズ」と喧伝されていたハーパー。19歳にもかかわらずナショナルズで鮮烈なMLBデビューを飾ると,2015年には打率.330 42本塁打などの圧倒的な成績で史上最年少の満票MVPに輝いた。
その後,トラウトのようにリーグMVPを席巻するかと思われていたものの,四球攻めや怪我に苦しみ,MVPシーズンに匹敵する成績は残せずにいた。
また,2019年からフィラデルフィア・フィリーズに移籍すれば途端に古巣のナショナルズが王座に輝くという屈辱。かつて「Chosen One(選ばれし者)」と呼ばれ,比類なき実績を抱えていくとされていた男のキャリアは「ただの殿堂入り選手」として過ぎゆくと思われた。
それでも前を向き続けたハーパー。今年,遂にMVPの座に返り咲き,自身に向けられてきた批判を跳ね返すことに成功した。
大谷とハーパー。世界中から期待と羨望,そして疑いの目を受けてMLBに足を踏み入れた2人が同じ年に栄誉を手にしたのは偶然だろうか。
一人の日本人として,ハーパーの大ファンとして,今日という日が忘れられない日となったのは言うまでも無い。偉大な選手らがあるべき力を復権させた日となった。
最後に
どのくらいハーパーが好きかと言うと,スマホのロック画面はずっとバット投げの写真でしたし,草野球用にナショナルズのグリップ,赤いアームスリーブ,ハーパーと一緒のバッテを装備してました。なんならnoteのIDもbryce34と推し丸出しですね。2019年にNYY入りしてほしかったかと聞かれればもちろんYesです。
結論から言うとレブロン・ジェームズが最強です。