はじめてのドラマ撮影。
10月にPVを撮影したことで、味を占めてしまった自分は、ついにドラマを撮影してしまった。
スマホ一台で撮るミニドラマ。しかも、お店のお客様限定公開のアングラな感じのもの。
原作は自分がnoteで描いた短編小説から。出演して欲しい人は決めていたので、交渉に入る。
登場人物は自分も含めて、5人。ほかの4人も、内心はどうかわからないが、了承してくれた。
原作にセリフをつけるということは、苦手だったので、彼にお願いすると、直しながらだが、いい感じの脚本が出来上がっていった。
撮影期間は、演者の都合もあり、1日半しかなかった。絵コンテを描いたら、最低でも160コマあった。撮れるのか、少し不安になったが、やるしかない。
撮影初日。とあるお店を貸し切って、撮影が始まった。セリフ合わせもままならぬ状態だったが、皆んな台本を読み込んでくれたお陰で、スムーズに撮影は進んだ。
そう、スムーズにいったかのような撮影だが、見返してみると、あーすればよかった、こーすればよかったがでてくる、でてくる。反省点は2日目の撮影に活かさねばと誓う。
そして、2日目の撮影日。天気も良く、演者も体調を整えてきてくれた。1日まるまる撮影の長丁場をなんとか乗り切らねばならぬ。
演技も徐々に、レベルアップしている感じが見られた。「ここはこうしたほうが」「このシーン入れたらいいかも」と、意見もでてくるようになってきた。皆んなの熱量が上がっていくのを感じた。
そして、ラストシーンを撮影したとき、自然に皆んなで抱き合って、クランクアップ。充実した1日半の撮影を終え、皆んなホッとした表情をしていた。
いよいよ編集作業が本格的に始まった。場面毎に見返すと、やはり演者のレベルも1日目と2日目では違った。見ていて面白かった。
編集作業は、公開前日まで結果的にかかっていた。彼にも一緒に見てもらい、修正点は直していった。よりよいものにするために。
完成して、YouTubeに非公開でアップロードする。もう一度見直す。よし、出来た。できる限りのことはしたつもりだ。
公開日が来た。ドキドキしながら、皆んなの反応を待つ。脚本を書いてくれた彼が、笑いの要素を入れてくれたお陰で、集まった人たちの笑いも見られた。カメラワークを褒めてくれたり、続編はどうなるの?なんて言われたり、様々なコメントをいただけた。
はじめてのドラマ撮影。演者(ちょい役)、監督、カメラマン、編集者と忙しかったが、公開して皆んなの笑顔を見られたことで、報われた気がした。いい思い出。