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【趣味】だから一人ディズニーはやめられない

私はディズニーが好きだ。
子どもの頃、家族に連れて行ってもらってから、私の中で絶対的な存在としてあり続けている。

30歳を過ぎて、一人ディズニーデビューした私は、今やすっかりお一人様の常連だ。

ディズニーは、家族、友人、恋人、つまりは誰かと行くものだと信じていた20代までの私。でも、自分の仕事、一緒に行く人の予定…。歳を重ねるごとにだんだんと行けるタイミングが減っていくことに気づいた。

30歳を過ぎた頃、誰かに合わす必要ってないんじゃない?そう思った。
一人だからムリ、という行けない理由は一番勿体ない。何事も“出来ない理由”は少ないほどいいはずだ。

はじめての一人ディズニーは、おっかなびっくり。終始ドキドキしながら、変な奴だと思われていないか、私って自然に振る舞えてる?なんて考えながら、それなりに楽しんだ最後。夜になったパークで妙な達成感に満たされて飲んだホットコーヒーの味が忘れられない。

あれから、はや幾年。
私は、一人ディズニーの楽しみ方をすっかり身につけてしまった。

もしかして、かつての私のように、ディズニー行きたいけど一人はちょっと…。一人で行って何するん?という方がいるかもしれない。そう思って、私にとってのお一人様ディズニーの楽しみ方のコツを書き記すことにする。


自分にとって一番快適な移動手段を選ぶ

長距離移動の定番といえば新幹線や飛行機。
誰かと待ち合わせをする場合の旅は、大抵新幹線を選ぶことが多いのではないだろうか。そうなると必ず通るのが東京駅の京葉線に向かう長い通路。幼い頃は、自動で進む通路にワクワクしたものだが、大人になるとそれだけではなく面倒臭いなと思ってしまう心がのぞいていた私。ディズニー好きとして失格と思つつ、人混みを避けたい心理は常にあった。

そんな時、夜行バスの存在を思い出した。大学生までと思っていたが、最近の夜行バスはすごいらしい。しかも割と家から近いところから発着があることを知り、ものは試しにリッチなバスを利用してみた。

結果、最高だった。
東京駅の人混みを気にせず、ディズニーへ向かうワクワク感を胸に眠りについて目を覚ませばまさに夢の国。東京駅の超現実感のある人混みを回避することができたのだ。これこそ、体力の落ちたアラサー(当時)にふさわしい。世紀の大発見をした気分で、これ以降、夜行バスの常連となった。

アラサー、アラフォーともなればいかに体力を温存してパークを楽しめるかが鍵。その点、夜行バスは私にとって最適な手段になった。

もちろん、早起きが得意、人混みなんて気にしないという人には新幹線や飛行機が最適だろう。重要なのは周りに気を遣う人がいないからこそ、自分にとって一番快適な手段を選ぶことだ。

計画を立て過ぎず、余白を楽しむ

ディズニーに行くとなれば、パレードを見て、期間限定のご飯を食べて、グリをして…と1日のタスクは積み上がるばかり。だが、計画通りに行かないのはディズニーライフの常。計画通りにいかずがっかりしてパークを後にすることほど勿体無いことはない。

私が一人ディズニーで大切にしているのは、はなから計画を詰め込み過ぎないことだ。誰に気を遣うこともない一人ディズニーでは、パークに順調に入れればその時点で目標は達成されたも同然。誰かと一緒のディズニーでは絶対に行かないモーニングを食べに行く、エントランスのデコレーションを堪能する、ただただ朝の光に照らされるシンデレラ城を眺める。要はパークの中にいられる幸せを目一杯堪能することにしている。

だが、あまりの混雑日には何もしない🟰ご飯にもありつけないなんてこともなくはない。何かの催しがある日、悪天候の日はその可能性が高い。そんな日は、いっそのこと、パークを早々に後にしてイクスピアリへ避難する、近隣ホテルの温泉を楽しみにいく、ということもある。パークを楽しみたいのはもちろんだが、疲れるだけで一日が終わってしまった…という最悪の事態は避けたい。せっかくディズニーへ行ったのに、その思い出が楽しいもので無くなってしまうことは絶対に避けたい。

要は、どんな状況になってもパークを訪れた自分を自分で楽しませる、どんな状況でも楽しんで帰るぞというスーパーポジティブでいることが大切だ。はなから計画通りにいかないと思いながら1日を柔軟に過ごす。若い頃にはできなかった臨機応変、流れに身を任せるゆとりがあれば必ず楽しい1日になる。

一人時間が快適になるグッズを忘れない

一人ディズニーは、当然のことながら一人で過ごす時間が増える。いかに快適に過ごすことができるかは、小さな工夫や便利グッズに支えられている。

夜行バスで移動するならアイマスクや車内の気温に適した脱ぎ着できる服装。パークについてから身支度をパッと整えられるような荷物のパッキング。復路に最適なコインロッカーの位置の把握。

パークに入った後は、長時間のパレード待ちに欠かせないレジャーシートやスマホの充電器、夏なら日傘、冬なら軽量コンパクトなブランケット、ホッカイロ。お気に入りの本の電子書籍なんかもあれば快適だ。

一人でいることに気後れするときは

快適なグッズを持っていても、周りには幸せそうな家族やカップルがたくさんいる。パレードを一人で待っている人が近くにいて仲間かなと思っていると、大抵は可愛い彼女や子供たちがやってきて、ちょっとだけ疎外感を感じるのだ。

だが、安心して欲しい。
必ず仲間はいる。なんなら自分よりも明らかにディズニーレベルの高い所先輩方が。そんないわば師匠を見つけて、とにかく観察しよう。身につけているグッズ、カメラなどの撮影の備え。そうして達人たちの装備や心構えを見て、鍛錬を重ねていくのだ。少しでもあの高みに近づきたいと。

彼らの装備を見て、いいと思ったものを次回の持ち物に加える。そうやって自らの装備をどんどんバージョンアップして快適にしていくのだ。

単純に幸せそうなカップルや家族を見て、微笑ましくて自分も幸せを分けてもらう、ということももちろんたくさんある。なんにせよ、ディズニーはそれぞれの幸せがたくさん溢れる場所だ。マイナスイオンを浴びるように、周りの人の幸せな雰囲気を吸い込んで自分の肥やしにしよう。

一人ならではの楽しみ方、その人だけの楽しみ方がある

ディズニーに行ったら、話題のアトラクションに乗らなければ。1日に1パーク、1日に2パークは行けない。日帰りはもったいない。朝から晩まで楽しまないと。

ディズニーの楽しみ方はこうあるべきだ。かつての私はそう思っていた。
しかし一人で行ってみると、それは勝手な固定観念だと分かった。楽しみ方は無限大なのだ。

たまたま訪れた日が18時30分に閉まる日だった
→もう一つのパークに夜のパレードだけ見に行こう

パーク以外にも行きたいところがある
→夜のショーだけ見に行こう

1日しか休みが取れない
→一番見たい昼間のショーだけ見たら帰ろう

もちろんコストの心配はあるが、中途半端にお金をかけて満足度が低いよりは、やりたいようにやって「楽しかった、大満足」と思えることが何よりだと思う。
そう思えたら、また数ヶ月の間、魔法という名のモチベーションによって日々の生活も頑張れるというものだ。

1日に1度は、絶対にミッキーに会いにいく

ゆるりとした一人ディズニーにも唯一、これだけはすると決めていることがある。それは、ミッキーに会うことだ。できれば、グリーティング。混雑などで難しい場合は、ショーやパレードの至近距離で。

やはり主に会わなければ、パークに行ったかいがない。
こうして年甲斐もなくミッキーマウスに元気をもらい、また数ヶ月、数年と日々を過ごしていくのだ。幾つになってもそれが許されるディズニーが私はやはり大好きだ。

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